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アニメ批評その375 魔法科高校の劣等生

評価:★★(高校生っぽくないのですがw)

作風と世界観

体系化された魔法を扱う職業「魔法師」を養成する架空の教育機関「魔法科高校」を舞台とした学園バトルアクション。

公式サイトなどでは「スクールマギクス」と呼称されている。

タイトルに魔法と名は付いているが、ジャンルはSFエンターテイメントの一形態である「(魔法とは違う)超能力もの」だと作者は明かしている。

また、敵が運良く見逃してくれたり「潜在能力が覚醒した」などのご都合展開をタブーとし、最初に設定したことから逸脱しないよう心がけているという。

その御都合主義のタブーを踏まえ、「幸運に頼らず自分の力でトラブルを踏み越えていく現実的な物語」を綴りたいと語っている。


西暦1995年から歴史が分岐した、架空の近未来を舞台にしている。

歴史が分岐する以前からも、表に出ない形で超能力者や忍術使いなどは存在しており、歴史の分岐後、科学的な超能力開発によって普及・体系化されたものが本作における「魔法」である。

物理法則を操ることで現象を起こすため、物理学のような表現を意識している。

先述した通り、ライトノベルよりもSFジュブナイル小説を意識して書かれている。

また、魔法学園ものという点では『ハリー・ポッター』と『魔術士オーフェン』からの影響を受けており、特に魔法競技大会である「九校戦」は、『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』における三大魔法学校対抗試合やクィディッチにインスパイアされていると文庫3巻のあとがきで仄めかされている。

あらすじ

かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が「魔法」という名前で体系化され、強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。

20年続いた第三次世界大戦が終結してから35年が経つ西暦2095年、魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、国立魔法大学付属第一高校に、エリートとして将来を約束された「一科生(一課生)」の妹と、その補欠である「二科生(二課生)」の兄が入学した時から、卒業するまでの物語である。

四葉家という秘密主義の家系の次期当主候補として将来を縛られた妹・深雪と、そのガーディアンとしてやはり束縛されている兄・達也が、自分たちの自由を掴み取ろうとする物語が大筋となっている。

兄妹の高校在学期間を舞台とし、「優等生」も「劣等生」もひっくるめた、学内・学外を問わない多数のキャラクターの物語が繰り広げられる。

魔法科高校の劣等生 - Wikipediaより抜粋

劣等生とされる主人公の司波 達也(cv.中村悠一)です。
詳しい説明は後程

優等生とされる超絶優秀な主人公の妹である司波 深雪(cv.早見沙織)です。
兄は4月生まれで、妹の深雪は翌年の3月生まれなので兄弟でありながら同級生です。


魔法と科学が融合した物語で、学生が警察の様な働きをする辺り「とある科学の超電磁砲」と似ている気がします。
本作は非常に人気のある作品なのですが、まぁツッコミどころは色々あります。

高校生っぽくない

全体的に大人びているというか、登場人物の大半が高校生とは思えません。

特にこの十文字 克人くんは見た目の声も精神年齢もあきらかにおっさんの域に達してます(高校生です)

高校生が活躍し過ぎ

エリート高校とはゆえ、学生さんな訳です。
魔法が使える警察もいるのに、高校生が余りにも活躍し過ぎです。
毎年の様に犯罪が起こるイベントの警備が学生だけとかおかしいと思うし、有能な軍人や警察官も出てきますが、それ以上に有能な学生がい過ぎです。
あと学生が容赦無く犯罪者を殺していくのもどうかと思います。
※結構残酷な殺し方をする描写アリ

色々と小難しい

多分殆どの人が雰囲気で「なるほど?」と流している部分ではあると思いますが、魔法や科学についての説明というか設定が難解です。
本作が人気作であるという事から多くの方がそこに疑問を抱いてはいないと思うのですが、深く考えると「???」っとなります。
深く考えずに視聴するのが本作の正しい楽しみ方だとは思うのですが、真面目に考察する方にとっては少々ハードルの高い作品かもしれません。

主人公がチート過ぎる

「魔法科高校の劣等生」というタイトルですが、主人公があまりにもチート過ぎます。
「戦闘力は高いけど不器用」的な感じだと思っていたのですが、戦闘力がずば抜けて高いだけではなく「それができたらアカンやろ」という能力をいくつも持っております。
ドラクエで例えたら、
・ボスにも高確率で成功するザラキ
・ボスにも高確率で成功するニフラム
・コンマ2秒で発動可能なベホマ
が使える感じです。
他にも様々なチート能力を持っている上に技術者としても優秀です。
ここまでは個人的には許せる範疇なのですが、中学生時代に軍隊で物凄い実績を上げているのは流石にどうかと思います。
他の登場人物も頑張って修行したり戦ったりしてますが、主人公がチート過ぎる為ただの前座的な役割しか果たしておらず、主人公である達也と妹の深雪の独断場となっている感が強いです。


っとまぁ色々どうかと思う部分がたくさんありますので、アンチの方も結構な割合で存在します。
しかし、本作が人気作であるのにも理由があります。

チートを超えた何か

チートキャラは嫌われたり叩かれたりしますが、本作の主人公に至っては「不器用な劣等生」としながらも「万能じゃね?」と思わざるを得ないくらいぶっ飛んだチート野郎です。
ここまでくると逆に爽快感があり、面白くなってくる時があります。
敵の排除の仕方がスマートな感じなのも人気の秘訣なのかもしれません。

兄妹愛

いつ一線を越えてもおかしくない位に仲が良いです。
イチャラブシーンに関しては、私は不快感は全く感じず「妹を大切にする兄」と「兄を心から慕う妹」という認識で微笑ましい気持ちで視聴出来ました。
妹の深雪が主人公の事を「お兄様」と呼ぶのが浸透していて、達也の事は大体の方が「お兄様」と呼びます。


あとは時系列にやたら拘るというか、場面が変わる度に日付と時間が表示されるのに拘りを感じました。
アンチの方のご意見については至極ごもっともで私も同感なのですが、何となく他の作品には無い感じだったり、何となくカッコいいシーンがあったりとかで、深く考えずに観たらまぁまぁ楽しめるんじゃないかな?と思ってます。
にしても、ここまで人気が出た理由は正直わかりかねます。
煽り抜きに本作の良さをお教え頂ける方を真面目に募集します。
当ブログのコメント欄かtwitterの方までお願い致します。
※評価を改めさせて頂くかもしれません(現時点では★2評価です)

2020年10月より2期が始まります。
(電撃文庫の作品は続編が妙に遅い時がありますよね)


それでは、良きアニメライフをノシ

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