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アニメ批評その386 ドラゴンクエスト「勇者アベル伝説」
評価：★(不人気だったドラクエアニメ)
概要
『ドラゴンクエスト』は、フジテレビ系列で放映されたテレビアニメ。
全43話（32話+11話）が放送された。
なお、DVDのリリース時には「勇者アベル伝説」というテレビ放映時にはなかった副題がつき、アニマックスなどで放映される際にもこのように案内されている。
エニックスの人気RPG『ドラゴンクエストシリーズ』をもとにした、オリジナルストーリーのアニメ。
同シリーズは『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』（1988年発売）が日本において社会現象となるほどの大ヒットとなり、それ以来、ドラゴンクエストは書籍や漫画など、さまざまなメディアへと進出していった。
このアニメ作品もその一環といえる。
もともと漫画やアニメがテレビゲーム化されることは多かったが、逆にテレビゲームがアニメ化されるのは当時としては珍しいケースだった。
また当時、『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の発売を控えており、そのプロモーションとしての意味合いも大いに含む企画だった。
キャラクター原案は原作ドラゴンクエストシリーズと同じ鳥山明で、主要キャラクターのデザインイラストを描きおろした。
エンディングで「マンガ連載 週刊少年ジャンプ（集英社）」とクレジットされているが、本作の内容自体の漫画化・連載はいずれもされてはいない（1989年から1990年頃に週刊少年ジャンプの「ファミコン怪盗芸魔団」コーナーで定期的に特集は組まれていた）。
また同誌で連載されていた『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』とのストーリー上の関連性はない。
本作は全43話から構成されるが、途中で一旦放送が打ち切られており、打ち切りより前の32話が「第一部」、放送再開後の11話が「第二部」と呼ばれている。
当時超絶人気だった「ドラゴンクエスト」のアニメな訳です。
マイセン少年はワクワクのドッキドキで視聴に臨んだ訳です。
上記の概要欄に書いた通り、打ち切りになるくらい微妙でした。
視聴率自体は10%前後だったそうですが、当時の人気アニメは15％くらい取れてたらしく、「人気コンテンツのドラクエでこれかよ！？」という事でいったんは打ち切りとなりました。
何故不人気だったのかについて考察してみました。
仲間が微妙
4人パーティーの内、勇者である主人公含めて野郎が3人です。
んで、左が魔法使いのオッサンで右が力持ちのモコモコ君です。
職業が戦士でも武闘家でも無く「力持ち」です。
意味がわかりません。
見た目もダサいし、足を引っ張るしで何でこんなカスが勇者パーティーに在籍しているのかが謎過ぎます。
パーティーメンバーの残りの一人は17歳の女戦士です。
これはグッドですが、上記の二人に魅力が無さ過ぎるのでトータルでマイナスです。
※後に仲間が増えますが、序盤の時点で視聴を断念する人続出です。
オリジナル設定がアカン
・冷気を利用した攻撃呪文「ヒャド」が、「食らった敵は全身が凍結して粉砕される」という、即死呪文「ザキ」と同様に一撃必殺の死の呪文に近い効果となっている。
・風呪文「バギ」が閃光弾になっている。
・即死呪文「ザキ」が火であり、炎の息などを防ぐ防御呪文フバーハで無効化することができる。
・呪文封じの「マホトーン」が従来の呪文を封じる効果以外にも発動している呪文を打ち消す事が出来る。
・最強攻撃呪文「ギガデイン」を、勇者で無い魔法使いが使っている。
・爆発呪文イオラが小さい雲を呼びだし雷を利用したエネルギー弾となっている。
・「死亡したキャラクターは二度と生き返らない」という設定になっており、蘇生呪文「ザオラル」「ザオリク」が存在せず、また教会での蘇生も行なわれない。
っといったアニメオリジナル設定があります。
個人的にはそんなに気にしてなかったのですが、周りの友人達が超絶にキレていた思い出がありますｗ
バトルがカッコ悪い
本作のキャラデザは鳥山明先生なのですが、ドラゴンボールと比べてみましょう。
アニメの放映時期で比較すると、ドラゴンボールは無印(1期)からサイヤ人編にかけてくらいです。
天下一武道会でピッコロと戦ったり、サイヤ人のラディッツとかが出てきた辺りです。
それとコレを比べてしまうと・・・もうね
酷いというよりかは、観てると可哀そうな気持ちになってしまいます。
↑の画像ではアベルが鎧を着てますが、鎧の玩具を売りたいエニックスはアベルが早く鎧を着る展開を望んだにも拘わらず「鎧を着たら線が増えて作画が間に合わなくなる」という理由で断られたそうですｗ
終盤まで裸で戦う事を余儀なくされたアベルがかわいそうです。
主人公が・・・
誰かに似てますよねぇ？
鳥山明先生が描いたあの漫画に出てきた、荒野の大悪党の人と似てませんかねぇ？？
ソックリじゃないですか！？
ヤムチャと
しかも声優は一緒で古谷徹さんです。
どこをどう見てもヤムチャにしか見えません。
当時の私は気づかないフリして視聴していたのですが、友人の「アベルってヤムチャっぽくね？」の一言から私の周りではアベルは「勇者の方のヤムチャ」「裸のヤムチャ」「選ばれしヤムチャ」と言われる様になってしまいました。
悟空に見えなくもないのですが、声がヤムチャなので自分を誤魔化しきれませんでした。
という事で、いくらドラクエが大好きでも、裸のヤムチャがしょぼい戦闘でハッスルするだけのアニメを観ても仕方がありませんので、ダイの大冒険を観ましょう。
ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説 第1期ED（LvUP音付き）
忘れてました！
徳永英明さんが歌うED曲だけはとても良かったです。
それでは、ダイの大冒険に期待しましょうﾉｼ