アニメ批評その1336 メジャー

評価:★★(子供の頃は良かったんだけども)
概要
満田拓也による日本の漫画。
『週刊少年サンデー』(小学館)にて1994年33号より2010年32号まで全747話が連載された。
同誌2015年15号より続編『MAJOR 2nd』が連載中。
2021年11月時点で累計発行部数は5500万部を記録している。
第41回(平成7年度)小学館漫画賞少年部門、第2回(2011年)サムライジャパン野球文学賞ベストナイン受賞。
『少年サンデー』連載作品としては、2001年に当時コミックスの巻数としては最多の記録を保持していた『GS美神 極楽大作戦!!』の全39巻を塗り替えた(2017年現在は『名探偵コナン』が最多記録を更新中)。
主人公である茂野吾郎の半生を描いた作品で、彼の成長とともに所属するチームを情熱で突き動かし、チームが一丸となって目標に向かって前進していくのが、本作の基本的なスタイルである。

累計5500万部も売れてて続編も連載中で、プロ野球選手の中でもファンが多い名作…
ではあるのですが「途中までは好きだったけど・・・」と本作から離れてしまったファンも数多くいるというのも事実です。
野球好きの方であれば大体の方が原作のコミックなりアニメなり見た事はあると思うので、そうで無い方向けに本作のマイナスポイントをお伝えさせて頂きます。
◆子供の頃が一番面白い

どこに面白味を感じるかは人それぞれですが、本作から離れていった方の多くが口にするのが「子供の頃の話が面白かった」「大人になってからつまらなくなった」という意見です。

私も主人公である吾郎が父を「おとしゃん」と呼んでいた頃が一番面白いと感じておりまして、成長した吾郎は鬼畜度が増して好きになれませんでした。
◆ツッコミ処満載

ネタバレのし過ぎもアレなのでぼやかして言いますが、流石に漫画(アニメ)だからといって「流石にそれは無理があるやろw」という描写が多いです。

スポーツ系の漫画やアニメはキャプテン翼やイナズマイレブンの様な非現実的な作品と、GIANT KILLINGの様にリアリティーのある作品に分かれがちですが、本作はそのどちらでも無い処が長所であり短所でもあります。
はじめの一歩の様に無理めな設定も主人公の好感度が高ければ許されたのかもしれませんが、可愛かった少年が憎たらしいクソ野郎に成長してしまったせいなのか、アンチ化したファンに叩かれる事が多い印象です。
◆主人公が鬼畜

同級生を二階から突き落としたりするイカれっぷりを披露する吾郎ですが、そんなの序の口です。
バントやスクイズで得点を重ねる対戦相手を「卑怯」と罵りながら、自分達はスクイズで得点するという鬼畜っぷりを披露する吾郎に失望したファンも多いはずです。

高校進学の際に仲間を平気で裏切ったり、デッドボールを当てた相手に対し「避けろや下手糞」と言い放つクズっぷりも発揮します。
口は悪いしすぐ暴力をふるうので、ちょっと教育上良い作品とは言い難く、吾郎の鬼畜エピソードが積み上がってゆくのに比例してファンも離れてゆくといった感じです。

非常に高い能力を有している吾郎ですが、メジャーにいっても3Aからのスタートでそれが「元々そうだけどテンポが悪い」と感じる方もいらっしゃった様です。
私としては翼くんの様に全ての大会で優勝するという先行きが読みやすい作品は好きではないので、度々挫折する吾郎の方が好みでいえば好きなのですが、吾郎自身が鬼畜なせいか素直に応援する気になれません。
単行本全巻持っている友人でさえ「せつかくだから全巻揃えたけど、やはり吾郎が好きになれない」と言ってたのですが、これほどまでに長く続いた作品でここまで好感度の低い主人公というのはかなり珍しいです。

現在はメジャーセカンドなど続編が連載中で、アニメ化もされております。
吾郎の息子である大吾が主人公で、お父さんの様なクソ野郎にならないか心配です。

メジャーはゲーム界隈でも有名なので興味を持たれた方も多いかもですが、アニメの方は第6期までで全154話、更にOVAと劇場版まであります。
全て視聴するのは結構大変なのですがそこまで頑張る価値はありませんので「主人公が鬼畜の野球アニメ」くらいの認識を持ってればよいと思います。
「メジャーは有名作だし名作だろ!」と憤慨される方に対しては「ガチの野球好きはもう観てるし、そうで無い方には勧める程の作品では無い」と言っておきます。
全154話の長編アニメを観るくらいなら、全12〜24話の評判の良いアニメを10本観た方が有意義です。
それでは、良きアニメライフをノシ