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アニメ批評その621 はじめの一歩

評価:★★(原作と比べると残念に見えてしまう)

概要

『はじめの一歩』(はじめのいっぽ)は、ボクシングを題材とした森川ジョージによる日本の漫画作品。

1989年から『週刊少年マガジン』(講談社)で連載中。

母子家庭のいじめられっ子であり、釣り船屋を親子で支えている主人公・幕之内一歩が、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに鴨川ボクシングジムに入門。

「強いとは何か?」という問いの答えを求め、プロボクサーとして、また人間としても成長していく過程を、周囲との交流やライバル達との戦いを通じて描いてゆく。

主人公のみならず脇役である仲間やライバル達の戦いも詳細に描いている点が特徴的であり、作者は「登場人物全員が主人公です」とコメントしている。

2019年8月時点で累計発行部数は9600万部を突破している。

1991年(平成3年)度、第15回講談社漫画賞少年部門受賞。

はじめの一歩 - Wikipediaより抜粋

イジメられっ子の一歩くんが強くて逞しい男になってイク物語です。
ボクシング漫画(アニメ)と言えばあしたのジョーが超有名ですが、平成以降に生まれた方は本作の方がご存じだと思います。

漫画の方は1億部くらい売れている割に、アニメの方はあまり人気がありません。

作画面に関しては第1期は2000年に放送されたので少々残念に見えてしまうのは仕方が無いのですが、2013年に放送された3期も原作の熱さがどうにも伝わってきませんでした。

試合の一部は熱いシーンもありますし、主人公の一歩くんが必殺パンチやラッシュを決める際にOPが流れて胸熱となるのですが、やはり原作の良さを今一つ表現しきれて無い気がします。

特に顕著なのがギャグのシーンです。
はじめの一歩という作品は日常パートのシーンが非常に面白いのですが、アニメでは間が悪いのか、原作ほどの面白さが感じられません。
漫画で好きになってアニメを観るとガッカリされるかもしれません。

っと、まぁ大分ディスり気味の記事となってしまいましたが、ここからは原作をご存じ無い方向けに本作の良い点を挙げさせて頂きます。

・主人公が魅力的

優しい性格の一歩くんですが、試合の時はとてもカッコいいです。
優柔不断でウジウジしたキャラは嫌いな私ですが、一歩くんだけは特別に好きです。

悪い先輩に絡まれるシーンも本作の醍醐味ですw

・登場キャラが多く、魅力的

好きなキャラが多すぎてご紹介しきれないので4名に厳選しました。
一歩くんにとって憧れであり、永遠のライバルである宮田一郎(イケメン)

ジムの先輩であり絶対強者である鷹村守

カッコ悪いけどカッコいいブロッコマン青木勝

一歩くんの想い人のお兄さんである間柴了
主人公以外のキャラにも壮絶なドラマがあり、試合も驚きの結果になったりする時もあります。
強面のキャラも可愛い一面があったり、強いんだけど普段が酷いキャラ(主に鷹村)がいたりして面白いです。

・必殺技が豊富

格闘モノに欠かせない必殺技ですが、ボクシングなのにパンチ以外の凄い技があったりします。
勿論パンチ系の技がメインとなりますが、これほど必殺技が豊富な格闘モノはなかなか無いと思います。


で、結論としてオススメ度は★2です。
1期が古いというのと全127話+OVA複数で、しかも原作に全然追い付いてないという点と、原作ほどの熱さや面白さが感じられない点がマイナスだからです。
原作未読の方には視聴して欲しいという気持ちはあるのですが、原作を知ってる方には逆にオススメしずらい所です。
はじめの一歩のゲームは大体クソゲーなのも、何と言うか逆風な気もします。
原作はとても面白い作品なので、そちらはオススメです。
それでは、良きアニメライフをノシ

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