評価：★★★★(物語シリーズの序章)

概要

『化物語』（バケモノガタリ）は、西尾維新によるファンタジー小説。

〈物語〉シリーズ第1弾（通巻1、2巻目）として講談社BOX（講談社）から刊行された。

イラストはVOFANが担当している。

2009年にテレビアニメ化、2012年には『化物語 ポータブル』としてゲーム化、2018年に漫画化された。

『化物語』は21世紀初頭で日本の田舎町を舞台に高校生の阿良々木暦が「怪異(かいい)」に関わった少女達と出会い、その怪異にまつわる事件を解決していく物語。

作者の西尾は「とにかく馬鹿な掛け合いに満ちた楽しげな小説を書きたかった」と語っており、ギャグやパロディ、メタ視点を交えた登場人物同士の会話に多くのページが割かれているのが特徴。

あらすじ

高校3年生の阿良々木暦は春休みにとんでもない『事件』に巻き込まれて以来、人とは少しだけ異なった部分があった。

『事件』を通じて親しくなったクラス委員長の羽川翼と共に文化祭の準備をしていた5月のある日、ひょんなことから2年間ろくに会話すらしたことがない病弱なクラスメイト戦場ヶ原ひたぎの秘密を知る。

彼女には、およそ体重と呼べるものがほとんど無かったのである。

暦は秘密を知った日の放課後、ひたぎから秘密をばらさないようにと猟奇的な脅しを受け、口許をホチキスで刺される。

それにもめげずに彼女の問題解決に対する協力を申し出る。

暦は事件の後遺症として他人よりも異常に傷の治りが早くなっており、ひたぎの負わせた傷もすっかり塞がっていた。

ひたぎによると、2年前に1匹の不思議な蟹に出会い、重さを根こそぎ持っていかれたのだという。

彼女の体重は平均的な体格にもかかわらず5kgしかなかった。

化物語 - Wikipediaより抜粋

超有名な作品ではあるのですが、本作は物語シリーズの第1作目に過ぎません。
化物語の後に、『傷物語』『猫物語（黒）』『猫物語（白）』、『傾物語』、『花物語』、『囮物語』、『鬼物語』、『恋物語』『憑物語』、『暦物語』、『終物語（上・中・下）』、『続・終物語』『愚物語』、『業物語』、『撫物語』、『結物語』『忍物語』『宵物語』『余物語』『扇物語』と続いていきます。
化物語はその中の一つに過ぎないのですが、物語シリーズをお楽しみ頂くには欠かせない作品なので、今回はこれにのみ特化して解説させて頂きます。

主人公の阿良々木 暦(cv.神谷浩史)です。
ウブかつ奥手な健全な男子高校生ですが、身体能力は訳あって常人離れしてます。
本作をよくご存じ無い方の中には結構な割合で「ホラー要素が強い」「バトルモノ」と思われている様ですが、そんな要素は全然ありません。
常人離れした主人公ではありますが、バトルにおいてはほぼほぼボコボコにされて終わります。
そもそもバトルシーンが少なく、あっても短時間です。
ホラー要素もある様で、そんなに怖いという事もありません。

本作のヒロインは上記の5名ですが、

この戦場ヶ原 ひたぎ(cv.斎藤千和)がメインヒロイン(ツンデレ)です
阿良々木くんと戦場ヶ原さんの掛け合いだけでも面白いのですが、基本的にこの作品は会話がメインというか、台詞の多さが尋常じゃ無かったりします。
こうも台詞が多いと普通はつまらない駄作になりそうなモノですが、流石は西尾維新先生の作品だけあってクッソ面白いのです。

阿良々木くんはツッコミがキレっキレなのに、ちゃんとボケ役も出来るという優秀な主人公です。
そして中の人である神谷浩史さんも優秀です。
阿良々木くんの台詞はかなり長い訳ですが、不思議と神谷さんの声だとどんだけ聞いても疲れたり飽きたりする事がありません。
本当に台詞が多いので、どんだけしゃべるんだかは是非ご自身でご確認下さいませ。

この二人は恋人同士となるのですが、

他のヒロイン達も非常に魅力的です。

最初にホラー要素は薄い的な事を書きましたが、開幕から意味不明な部分は多く、物凄い勢いで物語に引き込まれます。
「ん？どゆこと？ん？ん？」
って言ってる内に1話目が終わって、「次を観てみよう」となるはずです。
騙されたと思って試しに観てみて下さい。

化物語op staple stable (附中日字幕)
コチラはOPですが、このアニメ全15話で5種類ものOPがあります。
全盛期のシャフトの本気は半端じゃありません！
物語シリーズを全て視聴しようとすると劇場版もあって100話近くとなります。
まずはお試しで「化物語」だけでもご覧になって頂ければと思います。
残りの物語シリーズに関しては、また別の記事でご紹介させて頂きます。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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