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アニメ批評その642 不滅のあなたへ

実は原作の漫画を途中で切ってしまった私です。
もしかしたら人を選ぶ作品なのかもですが、echoさんの評価は果たして?

評価:★★★(ファンタジー大河の大作)

概要

不滅のあなたへは、週刊少年マガジン連載中の大今良時による日本の漫画を原作としたアニメ。

2021年4月からNHK Eテレにて放送された。

フシと呼ばれる不死身の肉体と物体の性質を写し取る能力を持つ存在を中心に、それを観察する存在や周囲の人物との出会いと別れが描かれる。

原作漫画の大今良時先生は、京都アニメーションが映画化した「聲の形」で多くの賞を獲得した今注目の漫画家さんです。
聲の形では現代日本のイジメや障害者をテーマに青少年の恋愛や青春を扱った作品でしたが、今作は架空の世界を舞台にまさにファンタジー大河アニメといった壮大なストーリーが描かれます。
NHK「Eテレ」で放送され、主題歌は宇多田ヒカルを迎えるなど、かなり力の入った大作です。
アニメ1期ではニナンナ・ヤノメ編、タクハナ編、ジャナンダ島編と大きく分けて3つのストーリーに分かれます。

フシ
主人公。
あらゆる物体から強い刺激を受けることで、それをコピーする事が出来る生命体かどうかも不明な存在。
生物も死を迎えると物体としてコピーする事ができ、最初に出会った少年の姿をコピーして旅を続けている。
再生能力を持ち、不死身で決して死ぬ事が無い事からマーチに「フシ」と名づけられる。

ピオラン
祈祷師の老婆。フシとともにヤノメの牢獄に監禁される。
ヤノメを脱出した後、彼の旅に同行しフシに言語や生きる術を教える。
1期では、唯一全編に登場する同行者。


以下あらすじ

観察者によって地上へ"球"が投げ込まれた。
その"球"はありとあらゆるものの姿をうつし変化することができる。
"それ"は石、コケへと姿を変え、南方から現れたレッシオオカミへと姿を変える。
あてもなく歩き続けると、一人の少年に出会う。
雪に包まれ、地平線がどこまでも続く世界で少年は一人で生活していた。
少年は豊かな土地に夢を馳せ、旅を始めるも志半ば命が尽きる。
"それ"は少年の姿を獲得し、あらゆる刺激を求め、歩きはじめた。その様子を、観察者は常に俯瞰していた。

ニナンナ編ヤノメ編

ニナンナの村で暮らす「大人になること」を夢見ていたマーチは、山に住む巨大なオニグマへ捧げられる生贄として選ばれる。
儀式の当日、ニナンナの村に住む少女パロマに助けられたマーチは、逃げる途中ボロボロになった少年と出会いその少年を「フシ」と名づける。
フシに母親の様な感情を抱き一緒に逃亡を続けるマーチの運命は…。

タクナハ編

親を持たない少年グーグーは、市場で働きながら時折見かける良家の少女リーンへ思いを馳せていた。
ある日、荷車から落ちた丸太からリーンを庇い、顔面を潰され瀕死となる。
しかし、街の変わり者酒爺に助けられ、以降は仮面を被り、彼の営む酒屋へ住み込む事になる。
しばらく経ち、2人の元をピオランとフシが訪れ一緒に暮らす事になった。
グーグーは風変わりなフシを気に入り弟のように可愛がる。
その平和も長くは続かず、フシを狙う何者かが現れる…。

ジャナンダ島編

フシとピオランは、手違いから罪人を隔離する島「ジャナンダ島」へ送られてしまう。

フシを陥れた少女トナリから、島を出るには、島長を決める闘技場で優勝するのが唯一の方法だと告げられる。
フシは訳も分からないまま捕えられたピオランを助ける為、闘技場の戦いへと身を投じる…。

主人公のフシは、人間との出会いと別れを繰り返し「刺激」を受ける度に人間性を獲得していき、成長していきます。
特にグーグーがメインになるタクナハ編の面白さ、そしてクライマックスの美しさは凄いです。
タクナハ編だけで一本の映画を見たくらいの満足感があります。
生きる事、そして死ぬ事を問う壮大なストーリー。見た人はきっとなにかしら心に残るアニメになると思います。
2022年秋には既に2期の制作も決定しています。
ぜひ、2期が始まる前に見て頂きたい作品です。
では、良きアニメライフを!

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