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アニメ批評その354 聲の形

評価:★★★(流石は京アニ)


概要

聴覚の障害によっていじめを受けるようになった少女・硝子と、彼女のいじめの中心人物となったのが原因で周囲に切り捨てられ孤独になっていく少年・将也の2人の触れ合いを中心に展開し、人間の持つ孤独や絶望、純愛や友情などが描かれる。

物語は2人の小学校時代における出会いの回想から始まることになる。

舞台となる地名は架空のものが用いられるが、作中に描かれる風景は主に岐阜県大垣市をモデルとしている。

聲の形 - Wikipediaより抜粋


概要欄もあらすじもwikiにはかなり詳しく書いてあったのですが、ネタバレは無粋だと思い上記の概要も簡潔にさせて頂きました。
本作のどのキャラが好きとか嫌いとか書きたい所ですが、それもネタバレに繋がるので止めておきます。
この作品がアニメ化すると聞いた時ですが、最初は「失敗するな」と思いました。
それがよくよく聞けば京都アニメーションが制作するとの事。
しかもテレビ版ではなく劇場版でと。
「もしかしたら成功するかもしれない」
こう思い直しました。
原作の漫画はかなりの高評価を受けた感動作でしたが、アニメ化には向いていないと思ってました。
テレビ版で12話に分けて放送するのも多分盛り上がりに欠けるというか、下手したら鬱アニメになりかねないなと。
劇場版だと120分かそこらで全部上手く纏められるのかという不安もありました。
が、全くの杞憂でした。

主人公たちの少年時代の話もスピーディーでありながらも、しっかりわかりやすく伝わってきましたし、

高校生になった主人公達のそれぞれの苦悩についても自然な感じで描かれておりました。
「自然な感じ」というのは、押しつけがましい感じではないのにわかりやすいという表現という意味です(わかりずらくてすみません)
劇場版アニメにありがちな急展開はあるにはあるのですが、それが不自然な感じでは無かったり、特にわかりずらいと感じる部分もありませんでした。
原作未読だと途中「んん?」と思われる個所があるかもですが、それは最後にはおわかりになると思います。


京アニなので言うまでも無く凄い作画力なのですが、それだけではなく声優さんの演技も凄いです。

主人公の一人である西宮 硝子役を演じているのは、早見沙織さんです。
先天性聴覚障害を持っている為、耳がほぼ聞こえなくて会話をするのも困難という役です。
最初は「ぁあー」とか「ぅうー」とかしかしゃべれない硝子ちゃんが徐々に話せる様になるのですが、その演技が本当に凄いんです。
他の声優さんも有名な方ばかりで素晴らしい演技ではあるのですが、早見さんの演技力が一つ頭が抜けている感じです。


「コイツはすげぇイイ奴!」とか「コイツはマジでクズ」とか色々語りたい所ですが、最初に書いた通り極力ネタバレしたくないのでこの辺にしておきます。
テレビ版と違って劇場版は些細なネタバレでも命取りになるので難しいですね^^;
物語のテーマ的に面白みを感じないという方もいらっしゃるかもしれませんので、評価としては★3にさせて頂きましたが、個人的には★4相当です。
私は感動しました(良い作品です)
感動モノがお好きではなくても、色々と考えさせられる作品なので多くの方にご覧になって頂きたいです。
それでは、良きアニメライフをノシ

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