評価：★★(脱法ヒール)

概要

2022年4月4日から6月20日まで放送されたオリジナルテレビアニメ。

歌を使って人々を癒やす「ヒーラー」が活躍する世界を描いたミュージカルアニメーションとなる。

あらすじ

西洋医学、東洋医学と並ぶ第三の医学、ヒーリング。

歌で病気やケガを治す“音声医学”として普及し、歌うことで医療行為を行うヒーラーは、その歌声で時には傷を処置し、時には患者の精神を安定させ、時には外科手術時の患者や執刀医のメンタルケアを施している。

そんなヒーラーを志す藤井かなは、「音声医療界の魔女」と呼ばれる一流ヒーラーの烏丸理彩に師事、彼女が経営する「烏丸音声治療院」にて、同じ見習い仲間の五城玲美、森嶋響と共に修業している。

ここに既にC級ヒーラーの資格を持つ帰国子女の矢薙ソニアが加わり、夢に向かって邁進していく。

ヒーラーガールズ - Wikipediaより抜粋

まずアニメの話の前にご説明する事があります。
アニメ「ヒーラー・ガール」の制作前にヒーラーガールズ（Healer Girls）というユニットが2021年に4人の女性声優によって結成されます。
主な活動はアニメソングのカバー楽曲の歌唱が中心です。

で、そのメンバーの礒部花凜さん、熊田茜音さん、堀内まり菜さん、吉武千颯さんを起用してのアニメがヒーラー・ガールとなります。

本作の設定と言うか世界観ですが、歌の力で傷や病気を癒す事が出来ちゃいます。
ですが、歌で医療行為をして良いのはちゃんとした免許(？)を取得したヒーラーのみで、主人公の様な新米には禁じられてます。

なのですが、患者さんを落ち着かせる為に歌うのはOKだったで、それを「脱法ヒール」とか呼ばれてて不覚にも笑ってしまいました。

作中では外科手術で無いと治癒出来ない場合もありまして、その場合は手術をする人をサポートする為に歌います。
何でも治せるという訳ではありません。

◆判断が難しい

オリジナルTVアニメ「ヒーラー・ガール」オープニング映像
このOPを観てどう思いますか？

最初の印象は「くっそダサい」「つまらなそう」といった感じだったのですが、何気にヌルヌル動いてるんですよね。
あと歌が上手いです。
観る人によって素晴らしいOPだともクソだとも感じられると思います。

◆歌が長所であり短所でもある

ミュージカルアニメーションなので、突然歌い出す場面が多いです。
みんな歌は上手いし、結構丁寧に創られてるアニメで「とても良い作品じゃ無いか！」と感じた事もあったのですが・・・
疲れてる時に観たら余計疲れたんですよねｗ
疲れてる時にアニメを視聴すると台詞が頭に入ってこなくて、後でもう一度見返す事があります。
本作に関しては残り少ないHPが更に削られた感じで、再視聴する気も起きませんでした。
人を癒す歌を唄うアニメなのに体力を削るとはコレ如何に？
ミュージカルが苦手という訳で無くとも、かなり好き嫌いが分かれる印象です。

◆cv.高垣彩陽

主人公達の師匠役を高垣彩陽さんが演じられております。
高垣さんといえば戦姫絶唱シンフォギアの雪音クリスちゃん役が有名ですが、今回は可愛い女の子では無くベテランヒーラーの役です。
同じ歌がテーマのアニメでも大分異なる役なのが、高垣さん好きの私としては嬉しく感じます。
声優は別に演技に幅が無くてもいいと思ってます。
「この人だったら〇〇な役だよな！」的な、プロフェッショナルな感じで良いと思う私ですが、演技に幅がある事がマイナスになる訳がありません。

◆総評

歌がテーマで歌のクォリティーは高かったですし、アニメの出来も悪く無かったと思いますし、新人声優の演技が悪いという事も無くベテラン、特に高垣さんの演技や歌は素晴らしかったです。
ですが、OPを含め所々クソださ演出がマイナス要素で、ミュージカルアニメーションというジャンルもかなり人を選ぶと思います。
評価としては★２ですが、よくあるアニメに飽きた方やミュージカルがお好きな方は是非ご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをﾉｼ

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