マイセンのブログ

アニメのレビューとウマ娘の攻略記事がメインです
Twitter→@mysen777

アニメ批評その390 魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~

評価:★★★(イイ意味で予想を裏切った)

あらすじ

二千年前。神話の時代に人間・精霊・神を滅ぼし、暴虐の限りを尽くした魔王アノス・ヴォルディゴードは、絶え間なく続く戦争に嫌気がさしたことから、魔王城デルゾゲードに勇者カノン、大精霊レノ、創造神ミリティアを招き、戦争を終結させるための和睦を申し出る。

その内容は、「怨恨を消し去るため、魔王の命と引き換えに、人間界、魔界、精霊界、神界の四つの世界を千年は消えない壁で隔て、自らは二千年後に転生する」というものだった。

二千年後。魔法の時代に前世の記憶を持ったまま、とある人間の夫婦の子供として転生したアノスは、世界の魔法レベルが二千年前とは比べ物にならないほど低次元なものとなっていることを知る。

そんなアノスのもとに、「魔王学院」からの招待状が届く。その学院は、かつての魔王城デルゾゲードであった。

入学試験でアノスは魔族の少女ミーシャ・ネクロンと知り合い、二人揃って合格を果たすが、魔力量検査と適性検査の結果、アノスは学院で初めての「不適合者」の烙印を押されてしまう。

そして、転生した時代で「暴虐の魔王」として知られているのが自分ではなく、「アヴォス・ディルヘヴィア」という名前の人物だと知る。

平和が訪れたはずの二千年後に迫る理不尽を、魔王の理不尽が滅ぼし尽くす。

魔王学院の不適合者 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜 - Wikipedia

より抜粋

無駄にタイトルの長いなろう系の作品・・・
暇つぶし程度になればいいかな?
くらいの気持ちで視聴した訳ですが、これが予想以上に面白かったです。

主人公が魅力的

本作の主人公であるアノス・ヴォルディゴード様(魔王)です。
生後1か月でこの姿ですw
なろう系でチート級に強い主人公はよくありますが、アノス様のチートっぷりは別格です。
ここまで強いと逆に面白いです。
同じチート野郎でも魔法科高校の劣等生とは大きく異なります。
アチラの世界観は近未来ですが、コチラは異世界です。
ズルイと言われる方もいらっしゃるでしょうが、異世界なら現実世界の常識には当てはまらないので何でもアリな訳です。
話が少し逸れてしまいましたが、アノス様の魅力はその強さだけでなく王としての器のデカさを持ちながらも非常に優しい心も持っている所です。

アノス様のご両親です。
とても良く出来た方々なのですが、アノス様の両親に対する感謝の気持ちと愛情が凄く良いのです。
元々家族愛に飢えていたというのもあるのですが、この両親とのやり取りが笑いと共に優しい気持ちになれるので私は好きです。

アノス様は色んな人を救うのですが、その強大な力と懐のデカさに驚かされます。
何というか、主人公が全くブレないのがいいですね。
常に尊大です。

台詞がヤバい

「俺には知らぬことが2つある。後悔と不可能だ」
「時間を止めたくらいで、俺の歩みを止められるとでも思ったか?」
「殺したぐらいで俺が死ぬと思ったか?」
「2人ともうちにくるといい。母さんが、ごちそうを用意して待っているはずだ」

台詞がカッコ良すぎて濡れます//

女の子が可愛い

と言っても、最近のアニメは女の子が可愛いのが当たり前なので、この点は特別に評価出来る訳ではありません。
一応女子のレベルも問題ありませんよ!という事で。

作画が良い

予想外に作画が良いですし、戦闘シーンもカッコいいです。
序盤の段階で「あれ?これ最終回?」と思わせる様な熱いシーンもあり、どう考えても予算は多くは無いと思うのですが、色々と頑張り過ぎな気がしました。

とにかく良い

他の作品でやったら失笑モノの演出も何故か良く見えました。
上記はアノス様の親衛隊がアノス様を称える歌を歌うシーンです。
ダサいシーンですら良いシーンに思えてしまう何かがこの作品にはあります。
他にも「根源」とか「起源」とか小難しい設定があるのですが、そこら辺を気にしなくても楽しめるというわかりやすさがあります。
加えて、原作の消費スピードがかなり速かったせいもあり、退屈する事なく超展開で物語が進行したのも結果的に良かったのではないかと思います。

内容的にはよくあるなろう系ではあるのですが、クォリティーはかなり高めです。
なろう系が好きな方は勿論、「なろう系なんてたかが知れてる」とお思いの方も是非本作をご視聴なさって欲しいと思います。
SILVER LINK.(制作会社)の底力を感じさせられた素晴らしい作品です。
2期があるかどうかはわかりませんが、あると期待します。


それでは、良きアニメライフをノシ

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する