アニメ批評その493 仮面の忍者 赤影
評価:★(故・横山光輝先生の名作)
原作概要
『仮面の忍者 赤影』(かめんのにんじゃ あかかげ)は、横山光輝作の忍者漫画、およびそれを映像化した特撮テレビ番組、テレビアニメ作品、劇場映画。
1966年(昭和41年)、東映は白土三平の漫画『ワタリ』のテレビドラマ化を企画していたが、先行して制作された映画『大忍術映画ワタリ』について原作者の白土がその内容に激怒し東映との絶縁を宣言。
テレビドラマ化の企画も白紙化してしまった。
しかし、企画は頓挫した時点で既に一部のキャストやスタッフの手配に動いており、東映は急遽、白土と同じく忍者漫画の大家である横山光輝に原作を依頼。
横山はこれに応じ、人気作『伊賀の影丸』の連載を終了して、新たに「週刊少年サンデー」にて『飛騨の赤影』の連載を開始した。
この原作は、その後東映京都と関西テレビによって特撮テレビドラマ『仮面の忍者 赤影』として実写化され、全52話が1967年4月5日 - 1968年3月27日まで関西テレビ及びフジテレビ系列で毎週水曜日19:00 - 19:30に放送された。
このTV実写化に合わせ、原作漫画の『飛騨の赤影』のタイトルも、テレビドラマと同じ『仮面の忍者 赤影』に改められている。
原作は正統派の忍者漫画だが、テレビ特撮版は怪獣、UFOなど何でもありの世界観で人気を博した。
あらすじ
「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に『金目教』という怪しい宗教が流行っていた…」という第一部のアバンタイトルにあるように藤吉郎は天下平安を願い、飛騨の里の影一族に助けを求め、赤影、白影、青影の三人の忍者が駆けつける。
かくして彼らは藤吉郎の命を受け、金目教配下の奇っ怪な忍者集団との戦いを繰り広げてゆく。
第二部のアバンタイトル「織田信長の頃、海を渡ってきた奇怪な妖術者の群れが、ギヤマンの鐘を求めて各地を襲撃した。
世界制覇を狙うまんじ党の仕業である…」、第三部のアバンタイトル「悪大将、夕里彈正の反乱を知った織田信長は、居城清洲より、小人数を率いて京の都へ急いだ。
しかし、その道筋には彈正に味方する根来の忍者が、恐ろしい怪獣を操って待ち構えている。
道中の無事を願う信長は、飛騨の国から仮面の忍者を呼んだ…」と赤影・白影・青影が織田信長に招聘され、第二部ではまんじ党とギヤマンの鐘の争奪抗争をし、第三部では岐阜城から京に向かう信長の護衛任務にあたり、夕里彈正に雇われ信長を襲撃してくる根来忍軍と戦う。
第四部のアバンタイトル「飛騨の国影一族に伝わる黄金の仮面は、あらゆる忍者にとって憧れの的、栄光のシンボルであった。
そして、また、仮面には莫大な黄金の謎が秘められているのだ。
この仮面を奪い、忍者の王座を狙う者が現われた。
怪忍獣を使う魔風雷(いかづち)丸である…」と、飛騨の里の影一族赤影・白影・青影他と魔風雷率いる魔風忍軍とが、飛騨の里の影一族所有の黄金の仮面を争奪抗争する。
仮面の忍者なので、仮面をしているのは良いのですが・・・
相方の青影くんは顔丸出しなんですよねぇ
敵の忍者とかは顔を隠している事が多く、別に仮面じゃなくても・・・と思うかもですが、赤影が仮面を被ってるのには訳があるのです。
そんな事よりも赤影の声優が古川登志夫さん、青影は野沢雅子さんです。
どうしてもこの二人が脳裏をよぎってしまって、今観ると全く集中出来ませんw
本作の放送は1987年10月13日 - 1988年3月22日でした。
古い作品ではあるのですが、年代的にはっちゃけ方が中途半端だったと思います。
やはり観るなら実写の方に限ります。
戦国時代の忍者にしてはかなり最先端な髪型です。
目力も半端無いです。
しかも、
どこぞの赤い彗星にそっくりです。
赤影の方が先なので、シャアの方がパクりと言われても文句言えません(赤いし)
昔は忍者と言えばハットリくんか赤影だった訳です。
忍者と言えばナルトとか対魔忍というのは最近の話です。
一時代を築いた名作である事は間違いないのですが、流石に古い作品なのでオススメ度としては★1です。
実写の方は色々とぶっ飛んでて面白いので、視聴するならそちらがオススメです。
それでは、良き忍者ライフをノシ