今回は私が苦手なジャンルのアニメをechoさんがレビューして下さいました。

評価：★★★(切ない恋愛ドラマ)

概要

羽海野チカによる漫画を原作としたテレビアニメ。略称は「ハチクロ」。

美術大学が舞台の「青春群像劇」

恋愛に不器用な大学生達の報われない恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いている。

テレビアニメが2005年フジテレビ系列の「ノイタミナ」枠で、2006年に２期として『ハチミツとクローバーII』が放送された。

アニメの挿入歌にはスピッツとスガシカオの楽曲が多く採用された。

舞台となっている浜田山美術大学のモデルは武蔵野美術大学で、建物の描写がリアルに再現されている。

スタッフロールには協力として同大学の名が記載されている。

あらすじ

浜美大に通う、竹本、森田、真山、あゆの4人は、花本研究会で知り合った仲間。

ある日、竹本は花本先生の従兄弟の娘で、天才的な絵を描くはぐみと出会う。

ダイナミックに絵を描くはぐみを見て、竹本は一瞬にして恋に落ちてしまう。

竹本と同じ寮に住む真山は、アルバイト先の年上の女性に恋をし、あゆはそんな真山に片想い。

一方、天才肌で自信家の森田が大学に戻ってきて、はぐの才能に興味を持ち始め…。

竹本 祐太
本作の主人公。建築科。19歳。
手先が器用だったことから何となく美大に入学。
森田、真山と同じアパートに暮らしている。
不器用で真面目な性格のため年長者には可愛がられる。
花本研ではぐみに出会い一目惚れする。

花本 はぐみ
本作のメインヒロイン。油絵科。18歳。通称「はぐ」。
森田からはマウス、コロポックルなどと呼ばれている。
芸術に関しては天性の才能を持ち、新進芸術家として注目を浴びる。
外見・言動ともに子供っぽく、作中でも子供扱いされる事が多い。
臆病で人付き合いが苦手で、天才故に周囲に敬遠されることも多かったため、竹本等と出会うまで友達がいなかった。
同じく天才肌の森田に惹かれてゆく。

山田 あゆみ
陶芸科。21歳。愛称あゆ。
真山の同級生で、彼を一途に思い続けている。
実家は浜田山商店街の酒屋でかなりの酒乱。
数合わせで合コンに呼ばれては、その美貌で自覚の無いまま男性陣を独り占めにし、あげく酔った勢いでぶち壊しにする事から「合コンの破壊神」「鉄人」などの異名がある。
空手の経験があり、怒ったりパニックになった際に周りにいる人に蹴りを見舞う。

真山 巧
建築科。22歳。石川県金沢市出身。竹本の先輩。
優秀な生徒で仕事もそつ無くこなし、面倒見の良い性格で女の子にももてる。
原田デザインの社長である理花一筋であるが、自分に想いを寄せる山田に対しても冷徹になり切れず、煮え切らない態度を取る。
自分のペースを崩されることや仲間外れにされることが嫌いで、どんなに忙しくても仲間が集まる行事にはほぼ必ず参加する。
主要メンバーの中では最も常識人で、なだめ役やツッコミ役に回る事が多い。

森田 忍
彫刻科。24歳。
竹本や真山の先輩。
竹本と同様にはぐみに一目惚れした。
有り余る才能を持っているが、度々謎のアルバイトで長期に亘って行方不明になるためになんども留年している。
常人には理解し難い天才肌と呼ぶべき人物で、自分の欲望に忠実に行動することから大学内では変人として通っており周囲の注目を浴びている。
はぐみに興味を持っているが、竹本の気持ちにも気付いている描写が垣間見られ、道化を演じる事によって自分の気持ちをごまかしている。
トラブルメーカーであるが、実は仲間思いで思慮深い一面も。

羽海野チカさんのデビュー作の少女漫画『はちみつとクローバー』が原作のアニメです。
大人と女性をターゲットに始まった「ノイタミナ」枠の第一作でもあります。
美大を舞台に進路の悩みや切ない恋愛などを描いた名作です。
登場人物が全員片思いをしていて、時折挟まれるポエムのようなセリフも相まって見ているとキュンキュンしてしまいますｗ
1話の「人が恋におちる瞬間をはじめてみてしまった」というセリフは、アニメやドラマを見ていなくても聞いた事がある人がいるんじゃないでしょうか？
美術を志す人たちならではの才能と葛藤、将来への不安なども描かれていて、青春ドラマとして心に残るシーンが多い作品です。
音楽も主題歌はYUKI、挿入歌に題名の元にもなったスピッツとスガシカオの楽曲が使われていてなかなか豪華です。
少女漫画原作ですが、主人公が男の子なので男性でも問題なく見られると思います。
切ない恋愛ドラマ、青春もののアニメが見たい方にはおススメのアニメです。
では、良きアニメライフを！

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