アニメ批評その730 その着せ替え人形は恋をする
評価:★★★(聖♡ヌルヌル女学園 〜お嬢様は恥辱倶楽部ハレンチミラクルライフ2〜)
概要&あらすじ
『その着せ替え人形は恋をする』(そのビスク・ドールはこいをする)は、福田晋一による日本の青年漫画。
『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2018年3号から連載中。
略称は「着せ恋」(きせこい)。
実家が「雛人形店」を経営し、雛人形の顔を制作する頭師という職業をしている祖父がいるという環境が影響し、雛人形制作が趣味の男子高校生と、見た目はギャルだがコスプレ好きのオタク美少女が、コスプレ衣装作りを介して親密になっていくさまを描く。
他意は無いのですが、視聴前は何となく舐めてたというか「つまんなそうだったら1話切りしよう」くらいに思ってました。
主人公の五条 新菜(わかな)くんは純朴で真面目な高校生ですが、ひな人形に欲情してしまうという困った性癖の持ち主です。
メインヒロインの喜多川 海夢(まりん)ちゃんはギャルでありながら、重度のオタクでありコスプレに興味津々です。
物語のコンセプト的に何となく「こんな感じだろうな?」と想像していた通りのストーリーだったのですが、色んな処が予想の範疇を超えてました。
純朴な男子高校生が可愛いギャルに翻弄される・・・とわかりやすい展開が多いのですが、
アニメや漫画だけでは無くアダルティーなゲームも大好きな海夢ちゃんが物凄い球を投げてきます。
普段はたじたじな五条くんがイケボで「なんですって?」とツッコむシーンが本作の醍醐味です。
コスチュームの制作も職人気質な五条くんの拘りとスキルの高さに驚嘆させられます。
本作の良さの一つとして、コスプレの魅力やレイヤーさんの苦労なども学べて勉強になりました。
肝心なラブコメ要素に関しても満足のイクものでした。
海夢ちゃんは可愛いので「ギャルはちょっと・・・」という方でも大丈夫です(多分)
他の女性キャラも魅力的です。つるつるなんだぁ〜
作中に出て来るアニメの設定がドロドロなのも面白いですw
イメージ的にオタクウケしなさそうな気がするなーという先入観を持っていた私が1話目で虜になり、最終話まで楽しませて頂きました。
誠実な主人公と可愛いヒロイン達のやり取りと、突如ぶっこんでくる面白いシーンのバランスが絶妙だったと思います。
リア充のギャルがコスプレをするというわかりやすいコンセプトなのに、ここまで楽しませてくれたのは原作者が天才なのと、アニメ制作陣のセンスの良さの成せる技でしょう。
もっと評価されても良い作品です。
評価は★3ですが、実際は3.9くらいです。
食わず嫌いをしてる方が多い印象なので、未視聴の方は是非ご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ