アニメ批評その821 蒼き伝説 シュート!
現在放送中の「シュート!Goal to the Future」がかなりヤバいと聞いたので、1期の方をechoさんにレビューして頂きました。
評価:★★(平成のキャプテン翼/久保さんの伝説は必見)
概要
『週刊少年マガジン』にて大島司が連載していた漫画を原作としたテレビアニメ。
原作漫画は1994年に第18回講談社漫画賞少年部門を受賞。
累計発行部数は5000万部を突破している。
1993年フジテレビ系列でテレビアニメ化。
あらすじ
トシこと田仲俊彦は、憧れの存在だった久保嘉晴の誘いで掛川高校サッカー部へ入部する。
しかし「掛西中トリオ」と呼ばれていたかつての盟友、平松和広と白石健二はとある理由でサッカー部の入部を拒否していた。
そんななか神谷篤司を中心とする2年生の扱いに不満を抱いた1年生は、紅白戦で決着を付ける事になる。
田仲俊彦
本作の主人公、通称「トシ」。
久保嘉晴にあこがれてサッカー部に入部したセンターフォワード。
単純かつ純粋な性格で不器用だが、思いもしない大胆な言動にも出ることもある。
得意技は「幻の左」と呼ばれる強烈なシュート。
平松和広
右ウィング、ミッドフィールダー
「掛西中トリオ」の一人、トシの中学時代からの盟友。
頭脳明晰で、運動神経も優れており100メートルを10秒8で走る俊足。
スピードに乗った鋭いドリブルが武器。
白石健二
ゴールキーパー
「掛西中トリオ」の一人、トシの中学時代からの盟友。
せっかちでケンカっ早いが義侠心に厚い。
中学3年の時に暴力沙汰を起こし、サッカーから離れていた。
動物的感覚と抜群の身体能力を併せ持ち、それを活かした「ムーンサルトセーブ」を得意とする。
久保嘉晴
ミッドフィールダー
掛川のキャプテンで、サッカーに詳しくない監督に代わり采配を振る。
早くからトシの潜在能力を見出しており、中学生時代の掛西中トリオに声をかけていた。
「奇跡の11人抜き」は屈指の名シーン。
神谷篤司
ミッドフィールダー
久保のチームメイト
短気ながらもチームメイト思いな性格。
闘志剥き出しで絶対に諦めないスタイルから「闘将」と恐れられている。
原作は累計発行部数5,000万部の名作サッカー漫画のアニメ化です。
キャプテン翼が8,000万部ですので、サッカー漫画では歴代2位と言う事になります。
シュートでは必殺シュートなどはあるものの、キャプテン翼よりは現実に近い設定になっており、サッカーだけでなく青春ドラマや恋愛などもおりまぜたストーリーが人気を呼びました。
当時は大人気作でSMAPが主演した実写映画も作られました。
間違いなく名作漫画ではあるのですが、それにしてはあまり話題にならないのは理由があります。
シュートがアニメ化された1993年で、同じ年にスラムダンクもアニメ化されています。
流石にスポーツ漫画の金字塔であるスラムダンクが同年にあると、存在がかすんでしまいますねw
そんなちょっと不遇なシュートですが、アニメ化もまぁまぁ不遇です。
作画は1993年レベルではそこそこの出来なのですが、今見ると古臭く感じてしまいます。
ストーリーも全58話とはいえ全部を描ききれた訳ではないので、中途半端なところで終ってしまっていますし、今から見ようとすると厳しい印象です。
それでも久保さんの「伝説の11抜き」はきっちりアニメ化されてますし、ストーリーを知っている人ならここだけでも見る価値はあると思います。
まあ、新しくシュートを見てみたいとお考えの方には漫画版をおススメします。
そして2022年の今、夏アニメとして「シュート!Goal to the Future」が原作終了から13年ぶりにオリジナルストーリーとして帰ってきました。
10数年後の掛川高校を舞台に神谷さんが監督として帰ってきたのですが…
ひどいクソアニメなので原作ファンの方は見ない方が良いです!w
こちらはアニメが終了したら、いずれレビューを載せたいと思います!
サッカーアニメなら「アオアシ」という素晴らしいアニメがやっているのでそちらを是非!
では、良きアニメライフを!