アニメ批評その827 転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~
評価:★(スライムは可愛い)
概要
進行諸島による日本のライトノベル。略称は『転生賢者』。
2017年10月に「小説家になろう」に初投稿された後、書籍が2018年5月12日よりGAノベル(SBクリエイティブ)から刊行されている。
2022年6月時点でシリーズ累計発行部数は600万部を突破している。
あらすじ
異世界へと召喚された元ブラック企業の会社員佐野ユージは、冒険者には不向きな『魔物使い(テイマー)』であったが、魔物使いとしては規格外の才能を秘めていた。
テイムしたスライムのスキルと、魔導書由来の魔法を習得して新たに獲得した職業『賢者』の力を組み合わせることで最強クラスの技を繰り出せるようになったユージは、自身の強さに無自覚なまま冒険者となり、異世界の常識を破る無双ぶりを発揮していく。
転生賢者の異世界ライフ 〜第二の職業を得て、世界最強になりました〜 - Wikipediaより
タイトルが分かりやすいのは評価しますが、まぁよくある異世界転生モノだろぉなぁ〜という事で大きな期待はしておりませんでした。
ビーストテイマーというだけあって、数多くのモンスターを使役しておりますが、
その大半はスライムです。
犬っぽい魔物もおりますが、ほぼほぼスライムです。
戦闘スタイルは、スライムに偵察をさせて遠方で魔法発動→スライムを経由して魔法発射といった感じです。
わかりにくいかもですが、スライムが便利過ぎて草生えます。
◆アカン処が多過ぎる
出だしから否定的な事を書いてしまいましたが、一応このアニメにも褒めるべき点はあり、そこも含めて★2くらいの評価はしたかったんです。
しかしアカン処が多過ぎて、ちょっと人様にオススメ出来ないなぁ・・・と感じたのでいくつかダメだった処をご紹介させて頂きます。
・敵がショボすぎる
この二人はまだマシな方ですが、魅力的な敵も強そうな敵も全く出てきません。
怪しい新興宗教の集団が敵になるのですが、アホだしすぐに自決するしで「なんだかなー」という感想しか湧いてきませんでした。
・女子が可愛く無い
ドライアドはまぁまぁ可愛かったのですが、冒険者や一般人の女子が全く可愛くありませんでした。
この手の作品は可愛い女子が数名出てこないと致命的です。
プリコネだったらメインの女子3人は超人気がありますよね?
それでも覇権は獲れませんし、当ブログでの評価も★3です。
年々アニメのレベルは上がっておりますので、この程度ではプラスにならないでは無くマイナスとなってしまいます。
・寒い
「製作陣のギャグセンスが無さ過ぎる」と感じられた方も多かったと思いますが、私は面白みが無く予算も少ない約束されたクソアニメを少しでも何とかしようとした涙ぐましい努力として受け取りました。
しかしギャグが寒いのはいいとしても、同じカットを鬼の様に使いまわすネタや特定のモンスター名を連呼するネタに関しては露骨な尺稼ぎだと感じてイラっとしました。
◆良い処もある
和氣あず未さん演じるドライアドは可愛い方だと思いました。
ドライアドの目の前で環境破壊しまくる主人公に対して「いいのかよw」という気持ちにさせられました。
スライム達がとても可愛いです。
ドライアドもですが、ウマ娘の声優さんが多めな気がしました。
TVアニメ「転生賢者の異世界ライフ」ノンクレジットED |スラちゃんず△『ごはんだヨッ!ダダダダン!!』
EDはかなり良かったと思います。
作中のスライムも可愛かったので、もう少し高く評価したかったのですが・・・
それを加味してもくっそつまらなかったのでやはり★1です。
ゲームもある様ですが、アニメも含めて主人公のキャラデザに問題があると感じております。
原作の画が悪いという訳では無く、アニメ化した際に表情が死んでて何の魅力も感じられない見た目なのがアカンとも思いました。
同時期に放送していた「黒の召喚士」ですが、こちらも魔物をテイムする能力がある異世界転生モノです。
しかも最初に召喚したのがスライムなので、本作と大分被ってる部分があるのですが、面白さの次元が大きく異なります。
「黒の召喚士」の評価自体は普通のアニメ程度ですが、全てにおいて上回っておりまして、これを観た前後に「転生賢者の異世界ライフ」を観ると「うわーこれは酷い」という気持ちにさせられる事は間違いありません。
本作はオススメしませんが「黒の召喚士」の方は是非ご視聴下さいませ。
それでは、良きアニメライフをノシ