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アニメ批評その885 ハイキュー!!

echoさんの★5レビューで御座います。
実はワタクシ、原作未読勢なのですがechoさんにバレたらビンタされるかもしれません・・・
許してニャン

評価:★★★★★(スポ根アニメの最高峰、全ての部活をしていた人に刺さる作品)

概要

ハイキューは、週刊少年ジャンプで連載していたバレーボールを題材とした漫画を原作とするTVアニメ。

原作コミックスは累計発行部数5500万部を突破している。

1期は2014年毎日放送・TBS系列の日曜夕方5時枠にて放送。

2015年に2期「セカンドシーズン」、2016年に3期「烏野高校 VS 白鳥沢学園高校 」2020年に4期「TO THE TOP」が放送された。

また、続編として劇場版「ハイキュー‼︎FINAL」の制作が決定されている。

今さら説明不要かもしれませんが、ジャンプで連載していた大人気バレーボール漫画のアニメです。
原作漫画は全45巻で累計発行部数5,500万部を超えるヒット作です。
女性人気が高いの事で有名ですが、王道スポ根のジャンプ漫画ですから男性ももちろん楽しめます。
最初に結論から言うと、私はスポ根アニメの最高傑作だと思っています。

主人公の日向翔陽は小学生の頃に見た、バレーボール全国大会「春の高校バレー」に出場する烏野高校の「小さな巨人」に憧れてバレーボールを始めます。
中学で入部したバレー部は廃部寸前の弱小校で3年生で初めて公式戦に出場することになります。

対戦相手は天才セッター「影山飛雄」率いる強豪校に大敗を喫しますが、日向は高い身体能力と俊敏さで影山を驚かせます。
そんな二人がかつて小さな巨人が所属した烏野高校バレー部で出会うところから物語は始まります。

◆主人公が魅力的

主人公の日向は背が低く、高さを競うバレーボールではそれだけで大きなハンデです。
その上、弱小校出身なのでサーブやレシーブなど基本技術もつたないのですが、高い身体能力と俊敏性を持っていて段々と成長していく事が分かる、主人公らしい主人公です。
ただ物語の途中から分かって来るのですが、日向の本当の強さは今まで存分にバレーボールが出来なかった事から来る貪欲さと天才影山をも驚かせる向上心です。
こういったメンタル面でも強さを見せる主人公は非常に魅力的です。

もう一人の主人公、影山は天才ゆえについて来れるチームメイトがおらず、最後にはチームメンバーにそっぽをむかれてしまった孤高の天才です。
そんな影山が日向という才能の原石に出会い、変わっていくところも見どころの一つになります。

◆チームメンバーも魅力的

チームメイトの掘り下げも丁寧で、心に刺さるシーンが多いです。
先輩から日向の同級生の1年生まで、みんな熱いシーンが用意されていて成長していく姿が見られるので王道に面白いです。

特に人気のキャラクターは、日向と同じポジションの1年生月島蛍。
体格に恵まれ、なんでも期用にこなすキャラクターですが、冷静で熱くならず、部活は部活と割り切っている現代っ子です。
彼がどうしてこうなったのか、熱くなる瞬間はあるのか?

そして、もう一人の1年生山口忠。
最初は月島の腰ぎんちゃくの様な登場の仕方をして、才能も無い、体格も普通でいかにも脇役な彼が自分だけの武器を見つける事は出来るのか?
そんなチームメンバーの成長を追いかけるのも楽しみの一つです。

◆脇役もタダの脇役で終らない

本来部活もののアニメでは花を添えるだけの存在であるマネージャーや、応援団、描写の少ない控え選手ですら時々はっとするような掘り下げがあります。

その描写が解析度が高く丁寧に描かれていて、物語に深みを与えています。

◆対戦相手も感情移入してしまう

部活ものだとライバルとなる強豪校の選手は掘り下げられて魅力的に描かれる事が多かったりします。
当然、ハイキューでも魅力的なライバルはたくさん出てきます。

特に影山の先輩で、同じポジションのライバルでもある青葉城西の及川徹は序盤の影の主人公とも言うべき存在です。
圧倒的な実力を持ちながら、天才影山にコンプレックスを覚えて、下級生を脅威に感じている努力の人というなかなか複雑なキャラクターがストーリーを盛り上げてくれます。
強豪校にスポットを当てるだけでは終わらないのがハイキューの凄いところです。
1回戦で当たる弱小校、ストーリー上、烏野高校の公式戦デビュー戦を描くだけで良い相手ですらしっかりと掘り下げられています。
もっと練習していれば一つくらい勝てたかもしれない。
もっと真剣にやっていればもう1点取れたかもしれない。
「それでも俺達もやったよ、私たちもやってたよバレーボール」というセリフは全ての部活をやっていた人に刺さるシーンでした。
ハイキューは敗者の物語でもあります。これが他のスポ根アニメにはなかなか無いところで、私が最高のスポ根アニメだと思う大きな理由です。

◆作画も凄い

試合のシーンはもの凄いスピード感と凝った演出で、実際に試合を間近で見ているような迫力があります。
4期からは作画が原作漫画よりに変わったこともあり、作画が悪くなったと言われる事も増えましたが、それでも平均以上の出来だと思います。

時々挟まる劇画タッチの演出もマッチしてますし、TVアニメでは最高峰の作画だと思います。
原作漫画からすでに面白いハイキューですが、アニメになって更にパワーアップしたスポ根アニメの傑作だと思います。
現在4期までTVアニメ化されていて全85話+OVA5話とかなりのボリュームですが見始めたらあっという間です。
実際、私は5,6回見直してますw
FINAL SEASONの映画化も発表されましたし、まだ見ていない人はぜひ劇場公開までに追いついて下さい。
では、良きアニメライフを!

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