アニメ批評その1069 あそびあそばせ
評価:★★★(OP詐欺w)
概要
涼川りんによる日本の漫画。
白泉社の漫画雑誌『ヤングアニマル嵐』2015年6号に読み切り作品として掲載後、白泉社のWebコミック配信サイト『ヤングアニマルDensi』にて2015年6月26日より連載を開始。
第30話からは同社の『ヤングアニマル』に移籍して、2016年23号から[3]2022年22号まで連載された。
2022年11月時点で累計発行部数は220万部を突破している。
さまざまな遊びに興じる「遊び人研究会」で活動する3人の女子中学生たちの日常を描いたコメディ漫画。
作品コンセプトは「美少女×お遊戯コメディ」。
可愛らしい絵柄とそこからことごとく離れた顔芸やシュールギャグが特徴で、単行本発売後、Twitterの口コミで人気が沸騰し、緊急重版が決定するなど話題を呼んだ。
後に白泉社のCMでも「表紙詐欺」を表に出した映像が制作された。
あらすじ
中学2年生の本田華子はスポーツ万能で勉強も学年2位の才能に恵まれた少女だった。
そんな華子には悩みがあった。
学校にまだ一人も友だちがいなかったのだ。
華やかでキラキラした女の子たちに憧れはするものの自分はそんなふうにはなれないと物怖じばかりしていた。
そんなとき、クラスに外国人の(ふりをしている)オリヴィアが転校してきた。
オリヴィアとは不思議とすぐに打ち解けられた。
いっしょに遊んでいると「うるさいです」と同じクラスの寡黙な女の子、野村香純に注意された。
しかし、オリヴィアはそんな香純をも引き込み、3人は仲良くなっていく。
本作は、本田華子とオリヴィア、野村香純との出来事を中心に、乙女たちの学園生活を描いた作品である。
あそびあそばせ - Wikipediaより抜粋
あそびあそばせop
漫画は「表紙詐欺」と言われ、アニメは「OP詐欺」と言われた本作です。
これだけ見たら「可愛らしい女の子達が百合百合するアニメなのかな?」とお思いになる事でしょう。
しかし内容は・・・
◆メインの三名を紹介
本作には三名の主人公がおりまして、その内の一人がこの本田 華子(cv.木野日菜)です。
文武に優れた努力家で、実家は大金持ちという恵まれた環境に生まれた華子ですが、
どこで間違えたのか、憧れのリア充からは程遠い学園生活を送っております。
二人目の主人公であるオリヴィア(cv.長江里加)です。
金髪碧眼の美少女ですが、
英語が全く話せないインチキ外人です。
将来の夢は相撲取りでしたが、男性しかなれないことを知らされて落胆するほどのアホの子です。
しかもワキガという設定までありまして、面白過ぎるヤバい子です。
成績は優秀だけど英語だけは苦手な三人目の主人公である野村 香純(cv.小原好美)です。
基本的に真面目で礼儀正しい性格なのですが、
たまにスイッチが入ると豹変し、アサシンの様な目つきになります。
幼少期によく姉と「遊び」をして負けては罰ゲームを受けていた事から「遊び」自体にトラウマを抱えている闇の深い子です。
本作はこの三名が織り成すギャグ作品であり、可愛らしい百合要素を期待してはイケません。
◆他のキャラもヤバい
ここら辺は見た目がヤバそうですが、内面はイイ子です。
登場人物の大半がヤバいキャラで構成されている本作ですが、異常な主人公達がツッコミに回るほどヤベー子が登場し、ギャグ的な面白さだけでは無く度肝を抜かれる事もあります。
この子とか悠木碧さんが演じてる可愛い子ですが、性別があやふやで危険な香りを常に醸し出してます。
個人的に一番好きなのは生徒会長さんで、
闇が深すぎて笑えますw
ちなみに男性キャラも大概ヤバいです。
◆真のヒロイン
ヤベーキャラだらけの中で、唯一まともに見えるのが英語教師の樋口先生です。
見た目はこんな感じですが、本作をご視聴して頂ければ共感が得られると信じてます。
◆本作の評価
アニメの内容に関しては概ね高評価だったのですが、円盤は全然売れませんでした。
やはり女子メインの作品で、可愛さよりもギャグをメインに据えた作品は円盤が売れにくい様です。
個人的にはかなり評価の高い作品なのですが、原作の漫画の方が迷走した上に連載を終了しております。
「最初は面白いギャグ漫画だったのに、途中から迷走して単に女の子達が可愛いだけの作品に成り下がってしまった」
こういったご意見を多く目にしまして、円盤の売上数も考慮した結果アニメ二期は絶望的かと思われます。
評価を★3か4かで悩んでいた私ですが、そういった情報を知ってしまった今となっては無難に★3という評価をせざるを得ません。
私と感性が似た方でしたらクリティカルヒットするはずなので、是非ご視聴して頂きたく存じます。
それでは、良きアニメライフをノシ