アニメ批評その1065 消滅都市
評価:★(ソシャゲ原作にしてもこれはちょっと)
原作はグリー株式会社の子会社である株式会社WFS(旧:Wright Flyer Studios)が開発・配信するソーシャルゲームです。
2014年5月26日に日本でサービス開始され、2015年11月12日より中国、2016年6月1日より台湾でも順次サービス開始され、後続タイトルとなる『消滅都市2』『消滅都市0.』、派生タイトルである『AFTERLOST - 消滅都市』などもリリースされました。
「グリーの子会社?ソシャゲ原作?」と顔を顰める方もいらっしゃりそうですが、ソシャゲ原作にしてはストーリーが評価された人気ゲームでした。
アニメ版のあらすじ
運び屋の男タクヤは、依頼に応じてユキという少女を施設から連れ出す。
彼女は3年前起きた「ロスト」唯一の生き残りだった。
研究者のエイジとキキョウはユキの父親から「ユキ ロストで待つ」というメッセージを最近受信し、タクヤにユキをロストに送り届けてほしいと頼む。
依頼を引き受けスクーターで走るタクヤだったが、突如「タマシイ」という存在に襲われる。
しかし、ユキがSPアキラのタマシイを呼び出しこれに応戦。
その後、二人は理由も解らないままユキの弟・ソウマに襲撃される。
能力を増強するアーティファクトを巡る戦いで傷ついたソウマはエイジの別宅で保護される。
※消滅都市 - Wikipediaより抜粋
ソシャゲ原作のアニメは高確率で失敗するのですが、本作はクソになりがちなストーリーの部分が評価されていたゲームでしたし、声優陣も豪華だったのでそれなりには期待されておりました。
駄目でした。
アニメ化は失敗しました。
◆アカンかった点
見せ場である戦闘シーンの作画がショボショボでした。
特にCGの出来が酷く、
「もうちょっとどうにかならなかったのか?」と原作ファンを絶望させました。
悪かったのが作画だけだったら良かったのですが、本作の最も評価されていた部分である「ストーリー」が悪くなっていた処か、意味が分からなくなっていた点がより絶望的でした。
原作のゲームをプレイされている方であれば分かるシーンであっても、未プレイの方には理解出来ないシーンがあったり、過去の回想シーンへの入り方が不自然であったりと、新規の方はもちろん原作勢の方でも首を傾げてしまう様な内容でした。
◆総評
ソシャゲのストーリーはクソになりがちなのは過去記事に書いた通りで、いつまで続くかわからないゲームの物語を書けと言われても難しいを通り越して普通は無理なんです。
そんな中、ストーリーが評価されたゲームなのにそれを全く活かせずに殺してしまったマッドハウスさんは、相変わらず名作を作る一方で駄作も量産してますね^^;
経営が苦しいという話を聞いた事がありますが、駄作を作ってしまうくらい余裕が無かったら少しは仕事を選ぶべきだと思います。
まぁなかなか難しいとは思いますが・・・
原作勢の方はガッカリするでしょうし、そうで無い方は観なくて良いです。
それでは、良きアニメライフをノシ