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アニメ批評その1005 こちら葛飾区亀有公園前派出所

評価:★★(主人公役の方のイメージが・・・)

概要

秋本治による日本の漫画作品。

『週刊少年ジャンプ』において1976年から2016年まで連載された。通称及び公式略称は「こち亀(こちかめ)」。

単行本は全201巻に及び、2021年に『ゴルゴ13』に抜かれるまでは「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に認定されていた。

東京都葛飾区の亀有公園前派出所に勤務する両津勘吉(りょうつ かんきち)を主人公に、その同僚や周辺の人物が繰り広げるギャグ漫画。

劇画に近い比較的リアルな絵柄(特に連載開始当初)を用いたギャグ漫画としては先駆的な作品である。

基本的に一話完結だが、複数話に跨ぐことも時々ある。

アニメは1996年6月16日〜2016年9月18日までTVSPを含め全371話放送された。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 - Wikipediaより抜粋

原作は少年ジャンプで40年間一度も休む事無く連載されたモンスター漫画で、累計発行部数は1億5650万部を記録しております。
そんな日本を代表する漫画であるこち亀ですが、アニメの方の人気はあるとも無いともいえる何とも言えない立ち位置でした。
視聴率はアニメにしてはかなり良い数字だったのですが、放送していた時間帯が毎週日曜日の19:00〜19:30(キテレツ大百科の後釜)という視聴率が高く無いのは許されない枠だったので、これについては「文句無しの人気アニメ」という意見と「放送していた時間帯に助けられただけ」という意見がそれぞれあります。

原作との相違点ですが、暴力シーンや暴言、お色気などの過激なシーンが大幅にカットされ、主人公の両津の性格もかなりマイルドになっておりますので、原作ファンからは不評だった様です。
まぁ原作の方も最初の頃は主人公やそれ以外の登場人物の性格がハチャメチャでしたが、アニメ版ではまともになってますし、家族で観て楽しめる様にキャラの性格を変えたというのは良かったんじゃないかと思います。

ですが、ギャグシーンの間についてはセンスが感じられず、原作で爆笑したシーンがアニメで観ると「うん?うーん・・・」と微妙な感じで笑えませんでした。
特にラストのオチがかなりマイルドになっていたのはとても残念で「そこは変えて欲しくなかったな」と感じてしまいました。

◆本作における最大の問題

作画レベルは低いのですが、問題はそこではありません。

主人公役を務めたラサール石井さんに問題があります。
放送当初は「両さんのイメージと違う」と言われたモノですが、そこについては回を重ねるごとにそういった声が薄れてゆき、いつの間にか皆さん慣れ親しんだと思います。
問題は慣れ親しんだ後の事で、ラサール石井さんのイメージが悪くなり過ぎた事です。
ラサール石井さんの思想を否定する意図は無いのですが、彼自身の評判がかなり悪い方向に傾いておりまして、主人公である両さんの声を聞くだけで気分を害する方が増加してしまいました。
「ラサール石井さんが演じてるなら観たくない」という意見もありまして、特徴のある声なだけにこの問題を回避するのはなかなかに困難です。
声優に限らず芸能人の方全員に言える事かもしれませんが、政治的な主張が強い方は役を演じる際の足枷となります。
芸能界の事は詳しく無いので何とも言えませんが、声優に関してはここまでイメージが宜しく無い方を他に知りません。
恐らく業界内で断トツのワースト1位なはずです。
そのワースト1位の方が特徴のある声で主人公を演じているアニメを観たがる方は少ないと思います。

ラサール石井さんがこの記事をお読みになったら激怒されるかもしれませんが、私が石井さんの事が嫌いとかテレビやアニメに出て来るべきでは無いと思ってる訳では無く、あまりにも評判が悪すぎるので人様にこのアニメをオススメし難いという事で評価させて頂いてる点はご理解頂きたいです。
個人的にはtwitterをヤメて、昔の様にクイズ番組で無双する石井さんの雄姿が見たいと思ってます。
声優問題を抜きにして評価するならば、私はギャグシーンに不満を感じましたが、サザエさんやちびまる子ちゃんを観る様な感覚で楽しむ事が出来るアニメで、ご家族でお楽しみ頂ける良い作品だと評します。
ただし、声優問題があるので評価を一段階落としての★2です。
何卒ご理解下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ

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