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アニメ批評その1178 いぬやしき

マイセン

評価:★★★(善悪について考えさせられるSF作品)

概要

奥浩哉による日本の漫画。

講談社の漫画雑誌『イブニング』にて、2014年4号(2014年1月28日発売)から2017年16号まで連載された。

単行本は全10巻が出版され、第9巻は週刊少年マガジンに掲載された読み切りがフルカラーで収録された特装版が発売されている。

2018年4月時点で累計発行部数は310万部を記録している。


2017年にアニメ化され10月から12月まで全11話が放送され、2018年4月には実写映画化され劇場公開された。

宇宙人の手によって機械の身体となった初老の男性と高校生の活躍や苦悩、救済される人々や殺害される人々を描く。

あらすじ

現代の日本。老人のような外見の冴えないサラリーマン・犬屋敷壱郎は、会社や家庭からも疎外された生活を送っており、ようやく購入した一戸建てすらも家族の歓心を得ることができなかった。

追い打ちをかけるように胃ガンだと診断され、余命3か月を宣告される。

ガンのことを家族に打ち明けるタイミングが見つからず、打ち明けたとして家族が悲しんでくれるか思い悩む犬屋敷は、犬の散歩中に、高校生・獅子神皓と共に、非常に小さな宇宙人による事故に巻き込まれ死亡してしまう。

事故を隠蔽したい宇宙人によって、犬屋敷と獅子神は生前の記憶や精神を持った「機械の身体」となって蘇る。

いぬやしき - Wikipediaより抜粋

木梨憲武さん主演で実写映画化もされた作品で、

原作者はGANTZで有名な奥浩哉先生です。

主人公の犬屋敷 壱郎は年齢以上に老けて見える58歳です。
このお爺ちゃんと言っても差し支え無いオッサンが主人公のSFって・・・
少し気になりませんか?

ちょっとキモい描写ですが、本作はコメディーでは無く、ガチのSF作品です。

冴えない初老の男が宇宙人に改造されて人智を超える力を手にし、

その力を人助けのために使う様になります。

主人公と一緒に宇宙人に改造された少年の方は、

逆に悪の道に走ります。

「自分にとって大切では無い人の命なんてどうでもよい」
この考え方というか価値観は、口にしないだけで人類の過半数の方が持ち合わせてそうなモノですが、この少年はその考えが極端に振り切ってます。
殺人もゲーム感覚で楽しんでおり、とんでもないサイコ野郎だと思いきや、

ちょっとした事で善の方向へと導かれます。

大人であれば人格が形成され、価値観や考え方はそう変わる事は無いのですが、何事においても経験の浅い多感な高校生であれば、ちょっとした事で善にも悪にもなる事があると私は思ってます。
本作はSF的な部分だけでも評価出来る部分が多々あるのですが、人の価値観や生き方について考えさせられる良作という評価です。

あと本作は闇金ウシジマくん並みに「この世界には警察がいないのですか?」というくらいに治安が悪いのですが、正義の味方となった犬屋敷 壱郎さんがぶっ飛ばしてくれるので安心です。

犬屋敷 壱郎役は、声優では無く役者の小日向文世さんが演じておられます。
一応本作以外にもアニメの出演経験があるのですが、本業では無いので微妙な演技に・・・はなっておりません。
情け無い感じの犬屋敷 壱郎役がピッタリというか、ハマリ役となってますのでご安心下さい。

視聴直後は、
「ジジイが主人公だと微妙に感じるなぁ」
「うっわ、キモ!」
と思うかもですが、途中からは「犬屋敷スゲェェェェ!」となると思うので、視聴切りせずに最後までご覧になって下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ

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