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アニメ批評その256 無責任艦長タイラー

本日は水曜日という事でechoさんの記事で御座います。

評価:★★(スペースオペラのパロディ)


概要

1993年テレビ東京系6局で毎週月曜日18時から放送されたアニメ。

原作は吉岡平のライトノベル『宇宙一の無責任男』シリーズ。

作品表現や宣伝・販売の手法について実験的な要素が数多く盛り込まれ、後に一般的になるビデオなどメディアでの販売を前提としてテレビ放送を行うテレビアニメの先駆者となった。

また、ライトノベルが市民権を得ていなかった時代に初めてTVシリーズとしてアニメ化された作品でもある。

テレビアニメと並行して関連CDやビデオを発売し、各種イベント開催などメディアミックス展開を積極的に展開、関係各社にメディアミックスに関する多くのノウハウを提供することとなった。

テレビアニメ作品としては成功といえるだけの収益を挙げ、関連作品も制作されている。

原作と比較した場合、主人公タイラーの設定などアニメ向きの設定へと大幅な改変が行われている。

自身もアニメファンとして名高い原作者吉岡平により、後に小説シリーズそのものが大幅にリライトされ、アニメの路線に近いものへと変えられてゆくことになった。

BGMのひとつである、「宇宙無責任音頭」は、『ダウンタウンのごっつええ感じ』の人気コントシリーズ『AHO AHO MAN』で使用された。


あらすじ

時は未来、地球と惑星ラアルゴンとの戦争のさなか、主人公の放浪者ジャスティー・ウエキ・タイラーは楽な仕事がしたい!と、地球軍に入隊してしまい、あれよあれよという間にオンボロ駆逐艦「そよかぜ」の艦長にまで出世してしまう。

持ち前の強運で数々の難事件を乗り切り、気づけばラアルゴン帝国の大艦隊を「そよかぜ」1隻で撃退するまでになる。

そして、ラアルゴン帝国の皇帝ゴザ16世のアザリンはタイラーに興味を持ち始める。

Wikipediaより抜粋


ジャスティ・ウエキ・タイラー少佐(艦長)
本作の主人公。
「楽がしたいから」という理由で軍に入隊。
年金課に配属され、年金を届けに行ったハナー元提督宅にてテロリストの立て篭もりに遭遇しこれを解決。
二等兵から少佐へ特進し『駆逐艦そよかぜ』の艦長に就任することとなる。
女好きでだらしない性格、兵法に対する知識もからっきしであるが、そのくせ悪運だけはやたら強い。
実は純粋、かつ穏健な心と誰よりも強い信念を秘めており、決して強運だけでない彼の人となりがクルー全員の心を一つにさせていく。

ユリコ・スター少佐(情報部将校)
本編のヒロインの一人。
ミフネ中将の秘書をしていたがタイラーのお目付け役として『そよかぜ』に搭乗。
無責任な振る舞いのタイラーに対していつも怒っており、何度かビンタも食らわす。
情報処理担当として優れた技能を持ち、規律や規則を重んじる真面目な性格だが、次第にタイラーの寛大な人柄に触発され、そして彼に魅了されるようになる。

マコト・ヤマモト大尉(副艦長)
そよかぜ副長。
規律が服を着て歩いているような性格で、タイラーを誤解して尊敬するようになってしまう苦労人。
神経質で神経洗浄という緊急治療をしょっちゅう受けていたが、次第に艦長譲りの大胆さを持つようになる。
惚れやすい性格。

アザリン
ラアルゴン帝国皇帝ゴザ16世。
紅毛の少女。若くして軍を統帥せねばならない苛酷な運命に翻弄されていたが、捕虜になったタイラーの前向きな考えに触れてから、次第に彼に特別な思いを抱くことになる。
タイラーのことをペットとして扱った経緯から"パコパコ"と呼ぶ。

ル・バラバ・ドム
神聖ラアルゴン帝国巡洋艦ドローメの艦長。
見た目は冷静で義理堅い性格だが、感情が暴走することも。
タイラーの能力を高く買っている。


原作はライトノベルがライトノベルと呼ばれ始めた頃に、富士見ファンタジア文庫で連載されていた小説です。
内容はもしスタートレックシリーズの艦長が植木等だったら、というスペースオペラのパロディ作品になります(若い人はスタートレックとか植木等なんて分かるんかな?w)
主人公のタイラーが、宇宙一の強運と人たらしの才能だけで大勝利し出世していくというストーリーです。
銀河英雄伝にも多大な影響を受けており、のちのち原作者もタイラーのキャラクターはヤン・ウェンリーへの皮肉的なアンチテーゼが含まれていると語っています。


私は原作も読んでいたんですが、上記にもあるようにアニメ化にあたって大分タイラーの性格が変わっています。
原作版では何も考えてないように見せかけて、ある程度計算していて意外と腹黒く実は切れ者?って感じだったんですが、アニメ版では行き当たりばったりで大胆なだけの無責任さが際立っています。
原作版のタイラーも捨てがたいんですが、アニメ版はその分各ヒロインが魅力的に変更されて出番も増えています。
こちらの方がアニメ映えするんで仕方ないんですかね?w
特におすすめのヒロインはアザリンちゃんです。
敵の皇帝が実は16歳の美少女っていうのはなかなか魅力的な設定でした。


古いアニメですし中盤なかだるみする所はあるのですが、スペースオペラを題材にしたアニメは少ないですし銀河英雄伝説と見比べてみるのも面白いかなと思います。
では良きアニメライフを!

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