アニメ批評その820 グラスリップ
評価:★(難解過ぎて無理)
概要
P.A.WORKSによる日本のオリジナルテレビアニメ作品。
2014年7月より9月まで放送された。
福井県坂井市三国町周辺のエリアをモデルにした町「日乃出浜」(ひのではま)を舞台に、6人の高校生の青春を描く。
監督は『true tears』の西村純二、副監督は安斎剛文、シリーズ構成は西村と『TARI TARI』で脚本を担当した佐藤梨香、キャラクターデザインは竹下美紀、音楽は松田彬人がそれぞれ担当する。
あらすじ
実家がガラス工房の女子高生・深水透子は、カフェ『カゼミチ』で友人達と楽しく過ごしていた。
高校3年の夏休み、透子達の学校に、未来の声が聞けると語る少年・沖倉駆が転校してくる。
もし、未来を知ることが出来たら、自分は何を望むのか? 感じたことのない動揺を覚えながらも、透子は胸の中に、ある感情が生まれる。
同時に仲のよかった5人はカフェに集まることが少なくなっていく。
★注意★
当記事には強烈なネタバレがあります。
視聴予定のある方はブラウザバック推奨です。
ここから先はネタバレOKという方しか読んでないという前提で進めさせて頂きます。
安定感のあるP.A.WORKSが製作したアニメで、作画もヨシ!
何の不安も無く視聴し始めた私でしたが、これがトンでも無いアニメでした。
爽やかな青春アニメを想像していたのですが、超展開が多過ぎて付いていけなくなりました。
だって突然分身するんですよ?
しかも何度も分身します。
意味がわかりません。
あと早見沙織さん演じる高山さんが痴女だったり、
主人公は幻覚が見えるヤバい子だったりします。
しかも終盤に異世界に飛ばされたりもします。
「“未来の欠片”が見える」という意味不明な能力者の主人公ですが、
最後は元の世界に戻ってきて、意味不明な終わり方をします。
本当に意味不明ですw
作画力に関しては「流石はP.A.WORKS」と思える様な素晴らしいモノでしたが、ストーリーが難解過ぎて理解出来た方はいなかったと思います。
様々な考察がなされておりましたので、一部のファンは有意義な時間を過ごせたのかもしれませんが「難解なアニメは流行らない」というのが私の持論です。
アニメに限らず、漫画もゲームも簡単なモノの方が流行りやすい風潮がありますし、特にアニメは疲れた時にボーとしながら観ても理解出来る程度の内容であるべきです。
勿論単調なアニメが良いという訳ではなく、難解なアニメでも傑作はあります。
しかし、ここまで謎過ぎるアニメがウケるはずもなく、P.A.WORKSの汚点として語り継がれております。
「人類には早すぎたアニメ」とも言われておりますが、もう少し視聴者に優しいアニメにして欲しかったと感じました。
私はよく「これは人を選ぶ作品なので万人にはオススメ出来ない」といった事を申し上げるのですが、本作に至っては考察が大好き過ぎる方、またはP.A.WORKSの作ったアニメは全て神作!と思ってる方以外はお楽しみ頂けないと思ってます。
評価は申し上げるまでも無いのですが★1です。
それでは、良きアニメライフをノシ