アニメ批評その1150 四畳半神話大系
echoさんに「元旦に出す記事なので、超オススメなヤツでおなしゃす」とおねだりして書いて貰った記事で御座います。

評価:★★★★(独特な世界観とセリフ回し)
概要
四畳半神話大系は、森見登美彦の小説を原作としたテレビアニメ。
監督は独自の映像演出と色彩感覚でファンも多い湯浅政明。
制作会社はマッドハウス。
2010年に“ノイタミナ”枠で放送された。
京都市を舞台に男子学生の「私」が選んだサークルによって自らの大学生活をいかに変えていったか、その可能性を描く。
あらすじ
大学三回生の「私」は、薔薇色のキャンパスライフを夢見ながらも無意義な2年間を過ごしてきた。
入学した時に数あるサークルの中からテニスサークルを選ぶが、会話も出来ずに居場所を失くしていく。
そこで同じ様な境遇の小津と出会い、サークル内外で人の恋路を邪魔をする「黒いキューピット」の悪名を轟かせることに。
小津と出会わなければ黒髪の乙女と薔薇色の人生を送っていたに違いない!
もしあの時違うサークルを選んでいたならば……。

森見登美彦さんの小説を原作としたテレビアニメです。
監督は「ピンポンTHEANIMATION」「映像研には手を出すな!」「犬王」など独自の映像演出と世界観で数々の賞を受賞している湯浅政明監督です。

主人公は京都の大学に入学したばかりの「私」
その「私」がどのサークルに入会するかによって物語が分岐していくオムニバス形式になっています。

基本的に「私」はコミュ力がなく、ひねくれていてどのサークルに入っても大体ひどい目にあいます。

テニスサークルに入ればリア充になじめずカップルを襲撃する黒いキューピットになり、ソフトボールサークルに入れば変な宗教に入れられそうになるw

そんな「私」が憧れる1つ年下の黒髪の美女明石さん

「私」のライバルであり、お邪魔虫の悪友小津。

時に留年8回生の先輩だったり、仙人だったりと不思議な存在として登場する樋口たちと共にとんでもない事件を引き起こしていきます。

小説原作のせいかセリフ量が異常に多く「私」の独白形式で物語は進んでいきます。

このセリフがテンポ良く、言い回しも面白いので飽きることなく見られます。このあたり同じ小説原作の「化物語」と共通しています。

湯浅監督ならではの映像演出と世界観、そして全てが集約されていくストーリーと全てのレベルが高く独自性の強いアニメです。

最終回の見事さは言うまでもないのですが、個人的にはサークルの先輩が大事にしているダッチワイフに魅了されて、先輩から横取りしようとする回が好きだったりしますw

11話できれいに終わっていますが、派生作品として同じ森見登美彦さん原作の「夜は短し歩けよ乙女」「戯曲サマータイムマシンブルース」とのコラボ作品「四畳半タイムマシンブルース」などが劇場アニメとして制作されています。

初期のノイタミナらしい独自性の強い、面白さの詰まった作品なのでぜひ一度ご覧ください!
では、良きアニメライフを!
