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アニメ批評その1391 淡島百景

マイセン

分かり難いお話と思いきや、一つの結論に向けて繋がっていく構成が素晴らしいアニメです。

レビュアーは最近水曜日以外に記事を書かされている(ごめんね)echoさんです。

評価:★★★(世代を超えて描かれる群像劇。最初は混乱するかも)

概要

淡島百景は、WEBマガジン『ぽこぽこ』『Ohta Web Comic』で連載された漫画を原作としたアニメ。

宝塚歌劇団をモデルに淡島歌劇学校に関わる人たちを描く群像劇。

第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。

作者の過去作『青い花』とキャラクターが繋がっている。

2026年4月からフジテレビ他にて放送された。

あらすじ

淡島歌劇学校には、舞台に立つことを夢みる少女たちが全国から集まってくる。

ミュージカルスターに憧れて入学した、新入生の若菜。

親友の思いを背負って学び続ける、寮長の絹枝。

圧倒的な存在感を放つ、美しき特待生の絵美。

彼女に憧れ、妬み、視線を求め続けた桂子とその家族―。

彼女たちのかけがえのない日々が、人物の視点を変え、交錯しながらゆるやかに繋がっていく。

今を生きる少女たちの、瑞々しく鮮烈な青春グラフィティ。

少女たちが通う宝塚歌劇団がモチーフの「淡島歌劇学校」を舞台に描かれる青春群像劇です。

主人公と呼べるようなメインのキャラクターはおらず、学校に通う生徒だけでなく、受験に失敗して入れなかった人、いじめを受けて途中退学した人、OBからファンにいたるまで、色々な人の視点で描かれていきます。

世代も様々で大まかに3世代に渡って、毎回違うキャラクターが主人公になる構成なので、全部を把握しようとするとかなり混乱します。

キャラクターデザインも派手なキャラ付けは無く、パッと見地味だったりするのでなおさらです。

しかし、ストーリーはリアルで刺さる話が多く、憧れの同級生が受験するのを知ってひっそりと受験をあきらめる女の子の話、合格したものの一番認めて欲しかった人に拒絶された話、華やかでスターになることを確信しつつも嫉妬からいじめに発展して学園から追い出してしまった学生の後悔、そしてその辞めてしまった女性と出会い恋に落ちた男性の話など、様々な視点で学校にまつわる人たちの人間模様が描かれていきます。

ストーリー構成が見事だったのは、最終回付近でしっかりテーマとキャラクターたちが繋がり、クライマックスに向かっていくところです。

一見ばらばらに見えたストーリーが、一つの結論に向けて繋がっていく構成は見事でした。

派手さはなく、重い話も多い作品でしたが、一見の価値がある重厚なストーリーだったので、群像劇が好きな方にはおすすめです。

では、良きアニメライフを!

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