アニメ批評その1419 女神「異世界転生何になりたいですか」俺「勇者の肋骨で」

評価:★★(コメントしずらいアニメ)
概要
安泰による日本のライトノベル。
小説投稿サイト「小説家になろう」にて2017年11月29日より連載中。
2020年に「第8回ネット小説大賞」を受賞し、2021年1月に宝島社から単行本が発売された。
読者から投稿されるお題をもとにショートコントを行う大喜利のような作風であり、異世界転生をメタフィクション的な観点で笑いに変える会話劇になっている。
2026年4月から6月までテレビアニメが放送された。
あらすじ
現世で死亡した主人公は、異世界転生する先を自由に選べる空間にたどり着いた。
しかし人気の転生先は待ち時間が長いことを女神に告げられた主人公は、転生先として勇者の肋骨を選択する。
主人公は肋骨としての人生を満喫した後、女神の空間に戻ってきて、別の転生先を探し続ける。
女神「異世界転生何になりたいですか」 俺「勇者の肋骨で」 - Wikipediaより抜粋

女神様と異世界転生者が織りなすコメディー作品ですが、本作の評価は非常に難解です。

タイトルの時点で意味不明ですが、毎回しょーも無いショートストーリーを2話お届けするスタイルです。
始めは勇者の肋骨に異世界転生し、その後はドアノブや宝箱など無機物を含めて転生を繰り返します。
◆めっちゃ人を選ぶ

毎回2回は異世界転生するので飽きない…と言いたい処ですが、最初の1話目で「面白く無い」と感じてしまった方は、その後ずっとマンネリ化を感じてしまうそうです。

女神様はともかく主人公が軽薄な感じで、異世界転生を繰り返し過ぎなので感情移入もし難いかもしれませんし、本作のコメディーをお楽しみ頂くには柔らかい脳みそが必要なのかもしれません。

かく言う私も全てを楽しめた訳では無く「斬新なアニメ」という評価をしつつも「これが許されるならナンでもアリになっちゃうな」という危惧感も感じておりました。

作画、いや作風自体が変わる様な話も多々あるのですが、中でも実写映像がある回は「もはやアニメでは無いのでは?」とも感じました。
◆企画としては面白いが

原作者先生が読者の無理なリクエストに応えて話を作る、という試みはとても素敵だと思うのですが、それはファンとの間だからこそ成立するモノで、原作を知らない視聴者に受け入れられるかと言えば話は別です。

「ポプテピピック」の様な作品であれば最初からコメディー色の強いアニメと分かりますし、シュールなギャグがあっても驚かないかもしれません。

対して、いくらコメディー色が強そうなタイトルであっても、純粋な異世界転生モノを期待していた視聴者にはとても受け入れがたい作風となっております。
このすれ違いが本作の評価を多いに下げており、面白いという意見も散見される中で酷評する方が多い理由なのでは無いでしょうか。
◆実はラブコメ

本作をシュールなコメディー作品としてでは無く、ラブコメとして見ると少し見方が変わってくるかもしれません。

最初は主人公をぞんざいに扱っていた女神様ですが、徐々に関係性というか、女神様の心中に変化が出てきますので、そこを楽しめる様になると面白く感じられる…かもしれません。

私の癖の話で恐縮ですが、女神様は慈愛溢れる感じよりも、塩対応な方がグッと来ちゃうんですよねw
まぁ、それを抜きにしても、一概に面白いとかつまらないとは言えない不思議な魅力が本作にはあります。

一応類似作品が少ないという点は評価しておりますが、一般視聴者のウケがかなり悪いので評価は★2です。
それでは、良きアニメライフをノシ