アニメ批評その465 寄生獣
評価:★★★(寄生生物との友情)
あらすじ
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。
その生物は鼻腔や耳孔から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。
寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。
彼ら「パラサイト(寄生生物)」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
その日まで平凡な高校生であった泉新一は1匹のパラサイトに襲撃されるが、間一髪で脳の乗っ取りだけは免れる。
パラサイトは新一の右腕に寄生して同化し、右手にちなんで「ミギー」を名乗るようになり、新一とミギーの共生生活が始まる。
それと同時期に、他のパラサイトによるミンチ殺人事件が世界中で頻発し始めるが、犯人は不明とされていた。
新一は世間に対して真実を明かさなくても良いのかと葛藤するが、ミギーは自己保身のみを考えており宿主である新一以外の人命には興味がないとし、自らの正体を露見させようとするなら新一に危害を加えることもいとわないと主張する。
寄生獣 - Wikipediaより抜粋
人食いの寄生生物と人間との友情物語です。
この冴えない主人公に、
このキモイ生物が寄生して、
イケメンになった上に、
こうなります。
寄生生物は宇宙人(人?)なのですが、地球人との考え方や価値観の違いについて考えさせられます。
「宇宙人に会いたい!」とか「UFOを呼び出そう!」とか言ってる方は、是非本作のご視聴をオススメ致します。
そんなバカげた考えを改める事が出来ると思います。
これはアニメの話ですが、実際宇宙人が地球人に対して好意的である保証は無いからです。
原作の漫画は1988年~1995年と結構前なので、アニメ化に際し現代風に仕上げております。
まぁまぁグロいシーンも出てきますが、バトルパートもしっかり描かれております。
それ以上に主人公の心情や、価値観の違う人達(宇宙人)の思考について考えさせられる作品です。
グロが苦手・・・という方にはオススメしにくいのですが、そうで無い方には是非ご視聴して頂きたい作品です。
(加奈ちゃんも可愛いですし)
それでは、良きアニメライフをノシ