アニメ批評その262 ネト充のススメ
評価:★★(ネナベとネカマ)
あらすじ
30歳で会社を退職し、無職ニートになった盛岡森子は、MMORPGで戦士系のイケメン『林〈はやし〉』としてゲームを始める。
クエストにてこずっていると、支援・回復系の女魔法使いリリィに助けられる。
リリィの紹介でギルドに入った林こと森子は、ネット上で仲間たちと協力してゲームを楽しみ、充実した「ネト充」生活を満喫する。
現実では森子は桜井優太らギルドの仲間らしき人々と出会い、ゲームと現実の人間関係が交錯する。
盛岡 森子
主人公で30歳のニートです。
ネトゲ内ではイケメンの戦士を使用してます。
もう一人の主人公である桜井 優太(28歳)
大手企業の出世頭の社員ですが、
ネトゲ内ではネカマです。
本作はこの二人の恋物語です。
ディープなネトゲの話やギャグテイストとかは全くありません。
どちらかというと、ネトゲに疎い方が観た方がお楽しみ頂けるかもしれません。
「あーネトゲってこんなんなんだー」と思えると思いますし、ネトゲ好きの方も「あーわかるわかるw」という気持ちになれるのではないでしょうか。
本作の欠点を挙げるとしたら、いい大人同士の恋愛にしてはプラトニック過ぎるとよく言われます。
確かにそれは私も思いましたが、実際は全体的にインパクトが薄いのが最大の欠点だと思ってます。
悪いと思われるところが少なくて、作品自体の評判も悪くはないのに人気が無いのです。
無料で視聴する分にはいい暇つぶしになったと思えるのですが、レンタルDVDとかで100円でも出したら損した気分になる・・・といったらおわかり頂けますでしょうかね?
「インパクトが薄い」というのは起伏の少ない物語だったり、印象的なキャラがいないという事です。
多くの方が作品の感想を聞かれると「面白かった」と答えるのに、人にオススメする時の優先度はかなり低いといった感じです。
本作を「現実離れしている」と評する方はアニメの視聴数が絶対的に足りてないと思います。
本作は比較的現実的な話です。
「こんなん絶対ないやろ!」という作品の方が割合的に多いというか、殆どがそんな感じです。
これくらいの夢は見てもいいんじゃないの?と思う私であります。
評価としては★2ではありますが、けっしてつまらない作品ではありませんので気になった方はご覧になってみて下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ