アニメ批評その456 少年アシベ
評価:★★(今観ても面白い)
概要
『少年アシベ』(しょうねんアシベ)は、森下裕美による日本の漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品。
1988年から1994年まで『週刊ヤングジャンプ』(集英社)に連載、単行本全8巻。
1990年にはOVAが製作、1991年にはテレビアニメ『少年アシベ』、1992年には『少年アシベ2』が放送。
2000年から2004年にかけて、続編に当たる『COMAGOMA』(コマゴマ)が連載。
2011年から2012年まで『まんがタウン』(双葉社)にて、『少年アシベセレクション』刊行に合わせた『少年アシベ』より抜き再掲が、4色カラーに改稿したうえで行なわれた。
2016年より23年ぶりに新作のテレビアニメが放映されている。
ゴマフアザラシの赤ちゃんであるゴマちゃんと小学1年生の芦屋アシベ(あしや アシベ)達の交流を描いたギャグ漫画。
それまでの4コマ漫画とは異なり、ストーリー展開が豊富で異なるキャラクターのドラマが同時に進行していくという、4コマ漫画の新たな活用が見られる作品。
あらすじ
主人公の少年・芦屋アシベは近所に住んでいた同級生の阿南スガオとはとても仲が良かったが、小学1年のある時、大工職人であるアシベの父ちゃんが建築中の家を火の不始末で燃やすという事件を起こしてしまう。
親子はそれまで住んでいた一軒家を引き払い、父ちゃんの実家付近である目黒区のアパートに転居。
同時にアシベも転校することとなる。
アパートに転居して間もない頃、道路を歩いていたアシベの目の前を通りかかったトラックから白い物体が落下。
魚だと思ったアシベは夕飯として食べるつもりで家まで連れ帰った。
父ちゃんが台所で切りさばこうとするが、魚ではなさそうだとして動物図鑑で調べてみると、ゴマフアザラシの赤ちゃんだとのこと。
父ちゃんが「食って食えないことはないが、アザラシの赤ん坊がかわいそうじゃないか」と言った直後、アシベの「じゃあ、こいつ飼おうぜ!」という一言で、「ゴマちゃん」と名付けて芦屋家の家族の一員として飼うこととなる。
一方、アシベと離ればなれになったスガオは悲しみに暮れる毎日。
その上、父の転勤に伴いネパールへ一家転住。
山から下りて来たイエティ、学校に行けないスガオの家庭教師として依頼を請けた元修行僧などが家に居座ったり、フランス領コラコラ島(架空)に配転になるなど問題が多発。
しかし、阿南家は日本に戻ってくることになり、アシベとスガオの2人は、クリスマスの日に無事再会を果たす。
主人公のアシベとゴラフアザラシのゴマちゃんです。
アシベを知らなくてもゴマちゃんの事は知ってるという方が結構いらっしゃいます。
声がデカくて元気なアシベですが、強力な必殺技を持ってます。
「博愛固め」です。
博愛の精神に満ち溢れたアシベだからこそ使える技です。
アシベは心優しき少年なのです。
あと、面白ポイントとしてはアシベの親友のスガオくんが面白いです。
鋭い目つきをしておりますがアシベ同様心優しき少年で、いつも離れ離れになってしまったアシベの事を思っては涙します。
イエティとか変なおっさんに懐かれて、穏やかな日常を過ごせないスガオくんです。
他の友人も特徴的な子がちらほらいます。
日常系アニメでありながら、動物(主にアザラシ)を中心としたアニメは当時としてはとても斬新でした。
アニメは1991年からでしたが、2006年に23年ぶりとなるアニメ化には驚かされました(少年アシベ GO! GO! ゴマちゃん)
これは新作ではなく、従来の作品を作画を向上させたものだとお考え下さい。
子供の頃、単行本を持っていた私は少し思い入れのある作品ですが、正直今観て「すげーおもしれー!」とはならないのですが、20年売以上前のアニメが内容一緒で未だにそこそこ楽しめるという事はとても凄い事です。
全話視聴しなくても良いので、少しでもご覧になって「こーゆー感じかぁ」と思って頂けましたら幸いです。
それでは、良きアニメライフをノシ