アニメ批評その363 ひみつのアッコちゃん
評価:★(古き魔法少女)
概要
なんでも望むものに変身できる魔法のコンパクトを鏡の精からもらった少女・アッコちゃんが、コンパクトの力を使って変身して、人助けをするコメディ。
女の子が憧れの職業に変身するという、変身願望を満たす要素は後の魔法少女もののスタンダードとなり、大きな影響を残した。
同時に、「ごく普通の人間の少女が、異世界の存在から魔法の力を与えられ変身能力を得る」という、後のぴえろ魔法少女シリーズに連なる設定の元祖的作品ともなった。
観た事は無いけど知っている、という方が多いと思いますが、ありがちな魔法少女の設定の元祖となった作品です。
本作の原作者は『おそ松くん』や『天才バカボン』で有名な赤塚不二夫さんとなります。
アニメ化1作目は1969年1月6日 - 1970年10月26日で、アッコちゃん役は太田淑子さんが演じております。
太田淑子さんといえば、「ジャングル大帝のレオ」「リボンの騎士のサファイア」「ドラえもんの野比のび太」「ヤッターマンのヤッターマン1号」など多数の有名な役をこなしてきた方です。
第2期は1988年10月9日 - 1989年12月24日に放送されました。
18年の歳月を経ての復活です。
作画もかなり向上してます。
アッコちゃん役は堀江美都子さんが演じております。
第3期は1998年4月5日 - 1999年2月28日に放送されました。
これまた10年近くの歳月が経ってます。
アッコちゃん役は名探偵コナンの毛利蘭役で有名な山崎和佳奈さんが演じております。
他にも短編のフラッシュアニメがあったり(アッコちゃん役は平野綾さん)
綾瀬はるかさんが主演の実写映画があったりもします。
あとこれは最初に書いておくべきでしたが、「テクマクマヤコン」についてもご説明しておきますね。
アッコちゃんが魔法の手鏡で誰かに変身する時に唱える言葉です。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン 〇〇になれ~」と呪文(?)を唱えると、鏡にはアッコちゃんが変身した姿が映ります→変身出来る
アニメ版は、変身中にオーラを纏ったりする場合があります。
意味は「テクニカル・マジック・マイ・コンパクト」の略らしいです。
元の姿に戻るときの呪文は「ラミパス ラミパス ルルルルル~」です。
こちらの意味は「スーパーミラー」の逆さ言葉となります。
っとまぁ、魔法少女モノの始祖という方がいらっしゃるくらいの有名作ではありますが、3期放送から20年以上経っておりますので、正直今アッコちゃんを観るよりかはプリキュアを観た方が楽しいと思います。
もしご覧になる場合は、1期からではなく3期から2→1と遡って観た方が良いかもしれません。
私の調査結果では「思い出のある作品」として評価する方が多い一方で、若い方からは全く関心を示されていない様なので、やはり未視聴の方にはオススメしずらいです。
そういった事で辛辣な評価となってしまいますが、★1とさせて頂きます。
それでは、良き魔法少女ライフをノシ