アニメ批評その846 残響のテロル
評価:★(ヒロインがムカつく)
概要
『残響のテロル』(ざんきょうのテロル)は、MAPPA制作による日本のオリジナルテレビアニメ作品。
2014年7月から9月まで、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送された。
完全オリジナルストーリーで、監督は渡辺信一郎、音楽は菅野よう子の『カウボーイビバップ』コンビが手掛ける。
キャッチコピーは、「この世界に、引き金をひけ。」
2014年12月15日には、第18回文化庁メディア芸術祭において、審査委員会推薦作品に選出された。
2015年4月2日には、『BLOOD-C』・本作・『学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD』の日本製アニメ3作品が暴力賛美に当たるとして、中国政府から名指しで批判されていることが報じられた。
本作の場合、少年が核兵器の原料を強奪し、原子爆弾を製造する内容が問題視されたという。
あらすじ
青森の核燃料再処理施設で、二人の人物によってある物体が強奪される。
強奪犯の一人は、施設の床にスプレーで「VON」という謎のメッセージを書き残し、もう一人とともに施設を脱出する。後に捜査関係者に対して強奪された物体は「プルトニウム」と伝達される。
それから半年後。
夏休み前の暑い日、九重新と久見冬二がとある高校に転入してくる。
周りの注目に目もくれず、二人はある計画を進めようとしていた。
そして、二人は転入先で他の女子生徒からいじめられていた三島リサを気にかける。
リサは二人が幼少期に脱出した施設に残してきた幼馴染に似ていた。
数日後、元警視庁捜査一課刑事で、現在は文書課で無為な日々を送っている柴崎健次郎は前日に見たスピンクス1号・2号と名乗る二人の若者が犯行声明を出していた動画が気に掛かっていた。
動画の予告通り、東京で大規模停電が発生し、新と冬二が仕掛けた爆弾テロにより、都庁で大爆発が起こる。冬二がリサに目撃されたことから、新はリサに「ここで死ぬか、共犯者となるか」を選択させ、リサは共犯者となることを選ぶ。
主な登場人物は5人です。
主人公のナインとツエルブです(共に17歳)
とある組織に反抗する為にテロを起こします。
両者共に特殊な施設で育成されており、身体能力も知能もかなり高いという設定です。
その二人を追う刑事です。
ここまでは良いのですが・・・
成功するアニメには魅力的な女性キャラが必要不可欠ですが、本作に魅力的な女性は登場しません。
一応メインヒロインであるこの三島 リサちゃんですが、信じられないくらいのポンコツです。
・イジメられっ子
・主人公達の足を引っ張り捲る
・死んでもおかしくない軽率な行動をとる
・料理が全く出来ない
・敵に捕まる
もう最悪です。
ウジウジした性格も相まって本当にイライラさせられます。
主人公達と同じ施設で育ったハイヴさんです。
彼女がもう少し可愛ければ・・・
このヤンデレは主人公の足を引っ張るだけの敵なんだかそうで無いんだか、よくわからない立ち位置でした。
本作を名作と評する方がいる一方で、駄作という意見も多い印象です。
リサちゃんが活躍する場面はありませんし、成長したかと言われればした様な感触はありません。
ハイヴさんも何がしたいのかよくわかりませんし、警察が異常に無能過ぎてリアリティーを感じませんでした。
基本的なストーリーが悪いとは思えなかったのですが、キャラにあまりにも魅力が無さ過ぎました。
渡辺信一郎監督&菅野よう子さん(音楽担当)という事で、期待していただけに残念です。
それでは、良きアニメライフをノシ