アニメ批評その536 フリクリ
評価:★★★(意味不明なのに面白い)
概要
『フリクリ』(FLCL)は、GAINAX・Production I.Gにより製作された日本のOVAシリーズ。およびそれを原作とした小説、漫画。
本編であるOVAは全6巻(全6話)。
その本編を補完した小説は全3巻、漫画単行本は全2巻とそれぞれ発売されている。
また、本編が2005年にDVD-BOX化、漫画単行本が2007年に新装判、2012年に文庫版として再版された。
2010年8月にBlu-Ray Boxが発売された。
『新世紀エヴァンゲリオン』の次作品である『彼氏彼女の事情』以降は、原作付のアニメ化しか制作していなかったガイナックスによる、久々のオリジナル作品。
また、『FLCL』は『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務めていた鶴巻和哉の初監督作品である。
一般的にビデオ・DVDのパッケージには作品解説・あらすじなどが記載されるものであるが、『FLCL』のパッケージはそれらを徹底して排したデザインになっており、同様にテレビコマーシャルでも内容に関する言及は全く無かった。
本作品の大きな特徴として、非常に凝った演出が挙げられる。
唐突に全く異なる絵柄に切り替わるシーンや、本編途中から数分間にわたり漫画雑誌風の画面構成で進行する回があるなど、随所に実験的ともいえる演出が盛り込まれている。
またアクションシーンでのテンポの良いカット割り、デザインやアニメーションの質の高さなど、映像面での評価も高い。
その一方で本作品はOVAのみのリリースであったため、同じガイナックスが製作に携わった『新世紀エヴァンゲリオン』と比較すると日本国内での知名度は低い(ただしこれは『新世紀エヴァンゲリオン』が稀有な大ヒット作品である点を考慮する必要がある)。
しかし日本国外の市場ではかなりの成功を収めており、特にアメリカなどでは人気・知名度共に高いアニメ作品の一つである。
アメリカのアニメ専門チャンネル、カートゥーンネットワークでは、英語吹き替え版がシリーズ放送(2003年8月)され、その後も再放送されている。
また、カナダのモントリオールで開催される国際映画祭、ファンタジア映画祭において2003年度アニメーション部門で銅賞を受賞している。
また『FLCL』で登場する機関名フラタニティは、同じ鶴巻和哉監督作品である『トップをねらえ2!』にも登場している。
さらに『トップをねらえ2!』でエキゾチックマニューバという言葉が登場するが、それと似たシステムが『FLCL』にもあり、両作品の設定には若干の共通点が見られる。
フリクリ - Wikipediaより抜粋
開幕から女子高生とイチャつく小学生の主人公(ナオ太)です。
一瞬「ラブコメか?」と思いましたが、
この直後、原付にひかれます。
唐突にギャグ調に変わり、
頭に角が生えるナオ太
「GAINAXだからロボが出てくるのかと思いきやラブコメで、ギャグで角が生えた??」
もうこの時点で意味がわかりません。
コレ何だと思います?
フリクリの漫画版だと思いましたか?
コレはアニメの本編です。
ナオ太の頭に角が生えた直後のシーンです。
凄過ぎてついていけませんw
角からロボを召喚するナオ太
謎の敵と対峙するロボ
主人公側と思われたロボのドタマをカチ割る謎の女(ハル子)
ナオ太の家に住み着くロボ
ここまでが第1話の話です。
情報量多すぎですw
2話以降もやりたい放題です。
このわざと作画を崩したシーンとか、他のアニメだったら大事件 or 大炎上ですが、フリクリだったら「そういう演出なんだな?」と許される風潮があります。
漫画のコマのシーンもですが、アリエナイレベルの手抜きシーンが当時は斬新で面白くてクールに観えました。
ギャグ要素も強い本作ですが、この様な昭和的なギャグも盛りだくさんです。
しかし、バトルシーンはとても熱いのです。
相変わらず意味不明だし、ギャグ色が強いのですが、それでもカッコよく観えてしまうから不思議です。
「むかし観た時に感動した補正で実はたいした事ないのでは?」と思い、最近改めて視聴しましたがやはり謎にカッコよくて面白かったです。
女性キャラも魅力的です。
最初は1ミリも魅力を感じなかったキャラが急に可愛く見える時があり、「うぉっ!?」ってなります。
「うぉっ!?」って
意味不明さは開幕からラストまでずっとです。
わかりずらいとかでは無く、本当に意味不明です。
それでも面白く感じられるのは凄い事だと思いますし、GAINAXの本気を垣間見た気がします。
もう一度だけ言います。
本当に意味不明ですw
ですが、凄く良い作品なので、多くの方にオススメさせて頂きます。
劇場版「フリクリ オルタナ」& 劇場版「フリクリ プログレ」本PV
↑続編の劇場版もあります。
それでは、良きアニメライフをノシ