アニメ批評その708 PUI PUI モルカー
評価:★★★(こんな乗り物が欲しい)
概要
日本のテレビアニメ作品。テレビ東京系列『きんだーてれび』にて2021年1月5日から同年3月23日まで毎週火曜日に放送された。
モルモットの車「モルカー」の日常を描いたストップモーションアニメであり、作中には羊毛フェルトで作られたモルカーやジオラマ用の人形が登場する他、実写の人間が登場する場面もある。
モルモットの外観を持つ車の様な生物です。
乗り物なので人を中に乗せる事ができ、ハンドル操作による運転が可能です。
モルカー自身の意思で自由に動く事もできます。
燃料はガソリンでは無く普通の食べ物です。
オスメスの性別もあり、表情を変えたり鳴き声を発したりもします。
人間も登場する訳ですが、完全に人形です。
かなりチープに見えてしまいますが、これがだんだんクセになります。
とにかくモルカーが可愛いんですよね。
視聴前は「このモルモットみたいなのが会話したりするんだろうな」と思ってたのですが、モルカー自体は言葉を発しません(鳴き声はあります)
それでも物語がしっかりと成立してるのが本作の面白い処です。
それとモルカーの優秀さが半端無いです。
渋滞にも対応出来ますし、
自動車では不可能な運用方法が可能です。
安全性という点でも燃費的な面でも自動車を遥かに上回っております。
燃料がキャベツみたいな葉っぱですからねw
環境問題の視点で見ても優秀です。
物語も終盤に入ると結構ぶっ飛んだ設定になってます。
「ぇえ!w」ってなりますが、普通に面白かったです。
「劇場版があるのか!?」と驚いた私でしたが、どうやらTV版の総集編の様です。
TV版は全12話でまだ2期の話とかは出ておりませんが、その気になれば無限に制作する事が出来そうではあります。
「この手のアニメはちょっと・・・」という方もいらっしゃるでしょうが、ウサビッチとかがお好きな方ならきっとお気に召すと思います。
当記事の最初の方に「チープ」と書きましたが、チープさに慣れてくるとちょっと凝った演出に驚かされたりもします。
ショートアニメではありますが、終始新鮮な気持ちで視聴出来ました。
非常に素晴らしい作品だと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ