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アニメ批評その748 錆喰いビスコ

「キノコとサビのアニメ」と聞いて内容が想像出来ませんでしたw
レビュアーはechoさんです。

評価:★★★(濃いキャラクターと熱いバトル)

概要

錆喰いビスコは、瘤久保慎司による日本のライトノベルを原作としたアニメ作品。

防衛兵器の暴走によって文明が崩壊した未来の日本を舞台に「錆び風」と呼ばれる現象に悩む人類と、それに対抗する力を持つ「キノコ守り」の青年の活躍を描く。

2022年1月からTOKYO MXほかにて放送された。

あらすじ

砂と錆が覆う死の大地にキノコを咲かす、最強のキノコ守り・赤星ビスコ。

城砦都市・忌浜で愛される美貌の少年医師・猫柳ミロ。

少年たちは、いかなる錆もたちどころに溶かし、健康を取り戻すといわれる伝説の霊薬キノコ≪錆喰い≫を求め、波乱の旅に飛び出す。

二人の少年の出会いが、≪錆び風≫が死を運ぶ世界を動かす――!?

赤星ビスコ
燃える赤髪に鋭い眼を持つ「キノコ守り」の少年。
必中貫徹の弓の達人で、さまざまな菌糸を仕込んだ矢を放ち、あらゆるところにキノコを咲かせられる。
「人喰い茸」の異名で恐れられる、賞金八十万日貨の指名手配犯。

猫柳ミロ
忌浜で医院を営む美貌の少年医師。
左目を囲む黒い痣から「パンダ先生」の愛称で親しまれている。
医療に天性の才覚を持ち、サビツキに侵された姉・パウーを救うため、非合法のキノコを調合して薬の開発を続けている。

猫柳パウー
鉄棍を操る女戦士にしてミロの姉。
忌浜県を守る自警団の長であり、常人を遥かに超えた脅威の身体能力を持つ。
重度の「サビツキ」患者ながらその意志力は凄まじく、キノコ守りから弟と街を守るため正義に燃えている。

大茶釜チロル
クラゲのようなピンク髪が印象的な謎の美少女。
小器用で頭の回転も速いが、お金に非常にきたない。
黒革の親衛隊の一員でもあるが、本業は「くらげ商店」を名乗る旅商人。
ビスコ一行とはさまざまな場所で鉢合わせる。

一風変わった設定のラノベアニメです。
錆によって文明が崩壊した世界はディストピア的で風の谷のナウシカを彷彿とさせます。
主人公のビスコはキノコ守と呼ばれる一族で、弓矢にキノコの菌糸を仕込んでいて、キノコを使って戦います。

錆のせいで機械類が使えないので、機械の変わりに巨大化した生き物が使われており、ビスコも巨大なカニのアクタガワに乗って移動しています…。
とまぁ、言葉で説明してもイメージできないと思いますw
とにかくヘンテコな世界観が面白いです。
ストーリーはジャンプアニメもびっくりの熱いバトル展開が多く、ダブル主人公であるビスコとミロのバディヒーローものとしても楽しめます。
また、映画のオマージュが多く、洋画好きの人はニヤリとできる展開も多いです。

そして私が何より好きなのは、悪役がちゃんと悪役している事です。
津田健次郎さんが演じる敵役の黒革知事が、とことん悪くて、小物で、用意周到、それでいてセリフがカッコいいというとことん面白いキャラクターしています。
最近ここまでキャラクターの濃い悪役も珍しいので、黒革さん目当てで見ていただくのも良いと思います。
ディストピアな世界観が好きな方、熱いバトルアニメが好きな方にはおススメです。
では、良きアニメライフを!

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