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アニメ批評その982 マイホームヒーロー

評価:★★★(面白くなるのはまだ先)

概要

山川直輝(原作)、朝基まさし(作画)による日本の漫画。

『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年26号より連載中。

2023年3月時点で累計部数は275万部を突破している。

本作は、ごく平凡な中年サラリーマン鳥栖哲雄の一家が、莫大な遺産を相続する予定であることを聞きつけた半グレ組織に目を付けられ、犯罪に巻き込まれていくクライム・サスペンス。

主人公の哲雄は、趣味の推理小説執筆で培った知識をフルに活かして半グレ達を撃退するストーリーを組み立てていく。

マイホームヒーロー - Wikipediaより抜粋

主人公はおもちゃメーカーの営業職をしている47歳のおじさんです(cv.諏訪部順一)
家族を愛する平凡なサラリーマンがとんでも無い事に巻き込まれてゆくサスペンスストーリーです。

娘の彼氏がDV男という事で「これは許せん」と思ってた処で、

なんやかんやあって、一線を越えてしまいます。

元々奥さんの実家の資産が狙われていたという事もあり、反社に目を付けられてしまいます。

自宅から盗聴器が見つかったり、

反社の影に怯える生活を強いられるのですが、主人公は推理小説大好きおじさんのため、その知識を使いどうにか反社の人達をどうにかしようと画策します。

本作の凄い処は主人公の知識と行動力なのですが、奥さんも大概で肝の据わり方が異常です。
「家族のために」という強い想いがあるにせよ「そこまでするか!?そこまで出来るのか!?」と毎回驚かされます。

反社側もメンバーの一人が行方不明になった事もあり、なりふり構わない勢いで捜索に乗り出します。

何度も死にかける様なピンチが訪れるますし、

とてもヤベーおっさんとかも出てきます。

作画に関しては「もう少し頑張って欲しかったかな?」と感じましたが、毎話中弛みする事無く、常に緊張感のあるストーリーでした。
監督さんもその辺りを強く意識して製作された様です。
毎回先が気になる終わり方をさせていたのも秀逸でしたが、本作が面白くなるのはまだ先だったりします。
私は原作を全話読んでいるのですが、アニメの続きがあるとすれば3クール目辺りがクライマックスのはずです。
本作をご視聴した方は「緊張感の割に死者の数が少なかったなぁ」とある種の物足りなさを感じたかもしれませんは、この先物凄い勢いで死者が出ます。
アニメの注目度はお世辞にも高かったとは言えないのですが、非常に良い出来のアニメなので多くの方にご視聴なさって欲しいと思っております。

サスペンス系のアニメは駄作が多いのですが、本作はその中でも名作の部類に入るはずです。
2期以降があれば更に面白くなりそうですし、円盤まで買わなくても良いので、せめて動画サイトで視聴してPV数に貢献して下さい(オネガイシマスね)
それでは、良きアニメライフをノシ

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