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アニメ批評その981 転生貴族の異世界冒険録~自重を知らない神々の使徒~

評価:★★★(異世界RTA)

概要

夜州による日本のライトノベル作品。

「小説家になろう」にて連載され、書籍がサーガフォレスト(一二三書房)より刊行されている。

イラストは第1巻がよつば、第2巻以降は藻が担当。

メディアミックスとして、niniによる小説を原作としたコミカライズが『MAGCOMI』(マッグガーデン)にて、2018年3月より連載開始。

佐々木あかねによるスピンオフのコミカライズ『転生貴族の異世界冒険録 〜カインのやりすぎギルド日記〜』が『コミックポルカ』(一二三書房)にて、2020年6月7日より連載されている。

2023年4月よりテレビアニメが放送。

あらすじ

通り魔から女性2人を庇って刺殺されてしまった椎名和也は、剣と魔法の異世界にて貴族の三男カイン・フォン・シルフォードとして転生した。

5歳の誕生日に慣例により教会で洗礼を受けると、そこで神々と直接対面し、加護を授かった。

ところが確認したステータスは全ての神からレベル10(通常は3まで)の加護を授かっているうえ、そのほかの数値も規格外なとんでもなく強力なものとなっていた。

とんでもない高ステータスを隠しつつ、それでもやりすぎな程の功績を残しながら、異世界で暮らしていく。

転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜 - Wikipediaより抜粋

通り魔に刺されて主人公死亡→異世界転生という流れですが、これが凄まじいスピードで展開されます。

ステータス画面を開いて「えー僕こんなに強いのー!?」

並外れた身体能力と魔法力を持ち、

現役の冒険者「私たちに教えられる事ありますか?」

「うわーん、ヤリ過ぎちゃったよー!」

お約束のハーレム展開。
なろう系の異世界転生モノのテンプレの様なクソさ加減ですが、これが不思議と面白いのです。
一つ一つを観れば微妙なシーンばかりなのですが、それがハイスピードで展開されてゆくと、分かりやすいが故にスッと頭に入ってきます。
ご飯を食べながらとかゲームとしながら観ても、ちゃんと内容を把握する事が出来ます。

◆本作の良い処

戦闘シーンはかなりの手抜きですが、幸い作画崩壊はありません。

女性キャラが魅力的で可愛いのですが、

オネショタを存分に楽しめる処が本作の魅力と言っても過言ではありません。
アニメのハーレム展開にイラ立ちを感じられる方でも、主人公が少年であるがゆえに相手は幼女かお姉さんなので大丈夫なんじゃないかと思います(知らんけど)
私もイラ立ちはしないにせよ、高校生同士くらいの子がハーレムを築いてると「またか、もう見飽きたよ」と感じてしまうのですが、本作に関してはそういった感情は湧きませんでした。
私がオネショタ好きなだけ説も

しかし最も可愛いのは王様で、王様が驚いたり怒ったるするシーンが一番好きでした。

ストーリー的には、冒険者になった主人公が異例のスピードで出世して王様にも気に入りられ、ハーレムを作って魔王を手下にして、

悪いヤツを倒して終わります。
内容的に2クールくらい掛かりそうな事を1クールで終わらせてますw

これが高校生以上の年齢の主人公だったら腹の立つシーンもあったかもしれませんが、可愛らしい少年なので許せたという事と、声優が南條愛乃さんだったという点も大きいです。
加えて、石見舞菜香さん、花井美春さん、徳井青空さん、大西沙織さんとウマ娘声優が多かったのも印象的でした。

ストーリーも設定もテンプレ of テンプレですが、テンポの良さと女性キャラの可愛さには秀でておりまして、なんだかんだで結構楽しめたアニメでした。
小難しい設定とかがお嫌いな方や、疲れてる時や何かをヤリながら観る方には丁度いいと思います。
それでは、良きアニメライフをノシ

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