アニメ批評その1067 かみちゃまかりん
評価:★(アニメ化したらクリーチャーに・・・)
概要
少女漫画雑誌「なかよし」(講談社)で2002年12月号から連載された。
コミックスは全7巻。
当初は読み切りの前後編だったが、後に連載化されている。
2006年6月号より『かみちゃまかりんchu』(かみちゃまかりんチュ)に改題し続編を連載。
こちらの略称は「かみchu」「かみかりchu」など。
2007年4月からテレビ東京系にてアニメ化された。
またそれに合わせて「コミデジ+」(フレックスコミックス / ソフトバンククリエイティブ)のvol.7からvol.9にて番外編となる『かみちゃまかりん+』(かみちゃまかりんプラス)の連載が行われた(ただし、vol.9に掲載された最終話が、不手際によりページの順番がバラバラになっていたので、vol.10でお詫びマンガの掲載と共に再掲載されている)。
なお、連載終了後も「なかよしラブリー」(講談社)で番外編が不定期掲載されていた。
中原麻衣さん演じる中原麻衣ちゃんが主人公の魔法少女モノです。
原作者がコゲどんぼ先生という事で、可愛らしいキャラを期待していたのですが・・・
ど う し て こ う な っ た w ?
本作については謎な部分が多く、不幸な事故でたまたまこうなってしまったのか、内部にスパイがいたのか意見の分かれる処です。
それでは本作の闇に触れてイキましょう。
◆子供向け?
【OP】かみちゃまかりん/「暗黒天国」
私はALI PROJECTが大好きですが、これが子供向けアニメのOPに相応しいか?と聞かれたら目を逸らしてしまいます。
「かみちゃまかりん」でググると「作画崩壊」というワードの他に「鬱」「怖い」というワードも出てきます。
OP曲のタイトルも「暗黒天国」と凡そ子供向けとは思えないのですが、OPをアリプロに任せようと言い出したのはコゲどんぼ先生だそうなので、スパイの仕業では無い様です。
◆内容が悪い
原作未読なので元のストーリーを悪く言うつもりは無いのですが、アニメ版に関してはコメディーとシリアスの比重が中途半端に感じました。
「どちらかに重きを置いた方がよかったのでは?」というご意見が多かったのですが、終盤はシリアスの比重が高まったにも関わらず、それはそれで否定されてました。
子供向けかどうかという話を置いといても、最後の終わり方に納得出来なかった方も多かった様で、本作視聴後の感想が「クソだったなぁ」と感じた自分の感性に間違いが無さそうだった事に安堵しました。
◆作画が放送事故レベル
序盤から作画のヤバさは感じておりましたが、
流石にコレはねぇよw
原作者も激おこでした^^;
制作会社は「マクロスF」などを手掛けたサテライトですが、この会社の制作するアニメは当たり率がかなり低く、技術力の問題では無く予算やスケジュール的にまともな環境で制作出来ないのでは無いか?と睨んでおります。
シンフォギアとかも制作してますが、それも出来の良し悪しにバラつきがありますし、現場の制作スタッフが悪いというよりかは、仕事を取って来る営業かスケジュール管理しているしている方が悪いのだと思います。
◆原作は人気
原作者のコゲどんぼ先生は「デ・ジ・キャラット」でも有名ですし本作も人気作なのに、何故この様なクソみたいなアニメになってしまったのか?
当時の講談社アニメは低予算のクソアニメが多かった背景と、低予算でもホイホイ仕事を受けてそうなサテライトが手を組んだら「低予算でもファンは観てくれるだろうから、元は取れるだろう?それならもう少し予算を減らしてもいいかなw」とそんなノリで制作された事が透けて見えてしまいます。
本作のストーリーを面白いと評した方もいらっしゃいましたが、原作勢の方々からの支持が得られていないのは作画のせいだけでは無い様です。
何が悪かったのかといえば、やはり低予算かつサテライトが無理めな感じで制作したという事が原因でしょう。
「何故こんな酷い事が起こってしまったのか?」という事が長年謎とされておりますが、これほど分かりやすい構図は無いと思います。
久しぶりにクリーチャー化した花鈴ちゃんを見たら気分が悪くなったので、この辺で失礼致します。
それでは、良きアニメライフをノシ