アニメ批評その1015 異世界召喚は二度目です
なろう系のクソアニメは主に私の担当でしたが、今回はechoさんがレビューして下さいました。
評価:★(見ている僕らは一度目です)
概要
岸本和葉による「小説家になろう」で連載された小説を原作としたアニメ。
略称は「異世二度」。
アニメはスタジオエル制作、2023年4月からテレビ朝日系列『ANiMAZiNG!!!』枠ほかにて放送された。
あらすじ
かつて異世界であるエクレールへと召喚され、人間族、獣人族、魔族による戦乱を収めて世界に平和をもたらしたセツ。
種族間を越えた平和という初めての偉業を成し遂げたセツは勇者と称えられたが、戦いの後で元の世界へと転生させられてしまい、現世で二度目の人生をやり直すことになってしまった。
勇者としての記憶と力を持ったまま二度目の人生を送りセツが高校生になった時、何の因果か再びエクレールへと召喚されてしまう。
別人となったセツが二度目の異世界召喚をされると、
エクレールでは5年の月日が流れており、世界は再び戦乱の兆しを見せていた。
量産型なろうアニメです。
制作会社のスタジオエルって見た事無い会社だなと思い、Wikiで調べてみました。
ジビエート!!
あっ…
察し…
まぁ大体想像通りだと思いますが、全体的にひどいアニメでしたw
ストーリーは皆さんが想像する異世界なろう系アニメです。
異世界に転生して最初から最強で、なぜか女の子にモテモテと言ういかにもな「なろう系」テンプレアニメです。
他の作品とちょっと違うのは主人公の異世界転生が2度目で、すでに戦乱を終わらせて現代に帰ったあとから始まるところです。
この設定、上手く使えば「葬送のフリーレン」みたいにエモい感じにもできますし、既に主人公が最強でも納得できるので意外と面白くなるかなと期待していたんですが、まぁそうはなりませんでした。
2度目である事を良い事にキャラクターの掘り下げは無くて、主人公と関係を築く過程もすっ飛ばし、まるですでに1期を放送済みかのようにストーリーが進行していきます。
当然、出てくるキャラクターがなぜ主人公に惚れているのかとか、どういう冒険を経て仲良くなったとか、特に描くことも無くストーリーが進行していくので思い入れもク○もありません。
だから、敵キャラクターも2度目にあったら闇落ちしてましたと言われても、仲の良かった頃を知らないのでそうなんだ、ふーん・・・くらいで主人公のテンションについていけずに置いてけぼりにされます。
これでキャラクターが可愛かったり、他とは違うカオスな展開があったりすれば違う楽しみ方も出来たとは思うのですが、作画は最底辺レベルですし、ストーリーもどこかで見たことのある様な「なろう系」あるあるな展開が続くので、これで感情移入できないとなると辛いところです。
主人公と関わらないサイドストーリーはちょっと面白いところもあったりしたので、最後まで見てしまいましたがおススメはしづらいアニメです。
最近のなろう系は合わない作品が増えてきたので、吟味して見ていきたいところです。
無職転生とか最果てのパラディンとか、好きな作品もあるんですけどねぇ…。
では、良きアニメライフを!