アニメ批評その1064 美少女戦士セーラームーン
評価:★★★(新時代の幕開け)
概要
武内直子による日本の漫画及びメディアミックス作品。
講談社の少女漫画雑誌『なかよし』で1992年2月号から1997年3月号まで連載された。
単行本は旧版全18巻、新装版全12巻、完全版・文庫版全10巻。
アニメの放送は以下の通り
1992年3月7日 - 1993年2月27日(無印)
1993年3月6日 - 1994年3月12日(R)
1994年3月19日 - 1995年2月25日(S)
1995年3月4日 - 1996年3月2日(SuperS)
1996年3月9日 - 1997年2月8日(セーラースターズ)全200話+スペシャル1話となっている。
あらすじ
東京の十番中学校に通う主人公・月野うさぎは、泣き虫でおっちょこちょいだけど底抜けに明るい中学2年生。
ある日、人間の言葉を喋る不思議な黒猫・ルナと出会ったうさぎは、愛と正義のセーラー服美少女戦士・セーラームーンに変身し、街の人々のエナジーを奪う「ダーク・キングダム」の妖魔と戦うことになる。
慣れない戦いに苦戦していたうさぎだが、同じくセーラー戦士に変身するIQ300の天才少女・水野亜美/セーラーマーキュリー、火川神社の霊感少女・火野レイ/セーラーマーズ、転校生の怪力少女・木野まこと/セーラージュピター、正義の味方セーラーVの正体・愛野美奈子/セーラーヴィーナスたちが集まり、妖魔退治を順調に続けていく。
セーラー戦士はルナに「伝説の秘宝・幻の銀水晶と月のプリンセスを探し出し、ダーク・キングダムから守れ」という指令を受ける。
果たして月のプリンセスとは誰か、セーラームーンを見守るような行動をする謎の紳士・タキシード仮面の目的は?
そしてセーラー戦士とダーク・キングダムの戦いの行方は?
全ての謎のカギは、うさぎたちの前世の記憶に隠されていた。
読み切りの段階から多大な期待を支持を受け、1993年頃に発行部数が205万部突破していた『なかよし』の看板作品になり、連載開始と同時にテレビアニメ化されたという凄い作品です。
たまたま適当に制作したモノがヒットしたという訳では無く、成功するべくして成功したといっても過言ではありません。
本作は「魔法少女というジャンルをメジャーに押し上げた!」と言われておりますが「恋愛、友情、バトルを取り入れた『美少女戦士物』という新ジャンルを確立した」とも言われております。
単純に当時凄かったというだけでは無く、後の漫画やアニメ界に多大な影響を及ぼした名作です。
当時の魔法少女モノといえば主人公が単体で戦ったり、トラブルを解決したりするという感じでしたが、本作は5人組で活躍するというヒーローモノを彷彿とさせるテイストなのが珍しかったと思います。
「月に代わっておしおきよ」という名台詞は誰しもが聞いた事があると思いますが、誰でも知っている名台詞って多い様でかなり少ないのです。
更にタキシード仮面なる不審者紳士まで出てきまして、毎回の様にセーラー戦士達のピンチに駆けつけて絶妙な具合で活躍をするというキャラの存在が大きいです。
問題の解決の仕方が強引で明らかに不自然な展開になっても「タキシード仮面なら仕方がない」と思わせてしまうという不思議な魅力の持ち主です。
もう人気が出そうな要因がたくさんあり過ぎて、初回放送から30年以上経った今でも多くのファンに愛されているという事がすごくすごい分かります(ナリタトップロード感)
まぁ、いうても30年以上前のアニメなので、作画はかなりアレな感じです。
アニメ3期ではこんな感じですが、作中には作画が怪しい箇所が数えきれないほどあります。
youtubeで定期的に無料配信していた気がしますので、気になった方はご視聴なさってみて下さい。
「古い作画はちょっと・・・」という方はリメイク版の「美少女戦士セーラームーンCrystal」の方をご視聴なさって下さい。
アニメ3期までを全39話に纏めており(元は127話)、更に劇場版が2作品あります。
作画が大幅に向上しておりまして、話数もかなり纏められておりますので新規の方にはオススメです。
小さなお子様から「魔法少女が好きとはキモ過ぎだろwww」と笑っていたにわかオタクまで虜にした名作中の名作ですですが、観るのが億劫という方もいらっしゃる事でしょう。
・魔法少女、及び美少女戦士物というジャンルを確立したモンスター作品
・タキシード仮面という様子がおかしい人が活躍する
・キメ台詞は「月に代わっておしおきよ」
取り合えず、この三点を抑えておけば大丈夫です(?)
カラオケで執拗にセーラームーンのOPを無理やり歌わせようとしてきたコスリさんという方がいらっしゃったのですが、現在消息不明です。
消息不明→暫くしてLINEで生存報告→再び消息不明となっているのですが、もし生きてたらご一報下さい。
お酒とご飯ぐらいならご馳走させて頂きますので・・・
シャバにいるのだろうか^^;?
そんなこんなで、良きアニメライフをノシ