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アニメ批評その1059 SHAMAN KING(2021年版)

とても有名な作品なのに、アニメの方は1ミリも観ていなかった私です^^;
という事で、今回のレビューは水曜日担当のechoさんで御座いまする。

評価:★★(うす味なシャーマンキング)

概要

武井宏之による漫画を原作としたアニメ。

原作漫画は『週刊少年ジャンプ』で1998年から2004年まで連載された。

通称は「マンキン」。

2021年3月時点でシリーズ累計発行部数は3800万部を突破している。

霊能力者(シャーマン)の少年麻倉葉が、シャーマンの頂点を決める戦い「シャーマンファイト」に参加し、全知全能の力を持つシャーマンキングとなるための戦いを描く物語。

2018年からは講談社へ移籍し、マガジンエッジKCにて紙の書籍での完結版が刊行された。

「2000年放送版」では原作に比べるとギャグ的な要素も多く含まれており、コミカルな部分も強調されている。

「2021年版」では2021年4月から『SHAMAN KING』KC完結版を原作とし、完全新作アニメーションとして放送され、シリーズ完結までが初めて映像化された。

最終話放送後にアニメ続編の制作が発表され、2024年1月より『SHAMAN KING FLOWERS』が放送された。

あらすじ

夜の墓場で「小山田まん太」が出会った少年、「麻倉葉」。

森羅学園に転校生としてやって来た彼は「あの世とこの世を結ぶ者」すなわち「シャーマン」だった。

600年前のサムライの霊「阿弥陀丸」と運命的な出会いを通して「麻倉葉」は「シャーマンの王:シャーマンキング」になるための資質を開花させていく。

そして宿命のライバル「道蓮」をはじめ、「世を浄化するシャーマンの王」を目指す様々なライバルたちの登場。

巨大な2つの彗星が夜空を駆け、世界中のシャーマン達にシャーマンキングの座を巡る闘いの始まりを告げる。

そして今、運命の歯車が回りはじめる。

ジャンプで一時代を築いた人気作「シャーマンキング」のリメイクアニメです。
1作目のアニメは原作が途中だった事もあり、後半からオリジナルストーリーが展開されています。
アニメの評判は割と良かったのですが、今作は原作通り最後までちゃんと描いた初のアニメ化になります。

そこで新アニメはどうだったかと言うと、原作をなぞっただけのうす味なアニメ化といった印象でした。
それもそのはずで、旧アニメは64話かけて原作の最後まで出来ずにオリジナル展開で終了しているのに対して、新アニメは52話で最後まで描いているのでどうしたってカットが多くなります。

その上ストーリーの再構成が上手くいっておらず、ところどころ話が飛んだりと物足りない出来になっています。

戦闘シーンもおざなりな演出が多く、昨今のジャンプアニメの気合の入り方を見ると残念な作りになっていました。
ただ、新アニメも良い点が2つあります。

1つ目は原作を最後まで完結させた事
特に最後のハオ戦はラストバトルだけあって見ごたえがありました。

もう1つは、原作の人気エピソード「恐山ルヴォワール」編をアニメ化した事です。

「恐山ルヴォワール」は主人公・麻倉葉が持霊・マタムネと共に恐山へ向かい、許嫁となるヒロイン・恐山アンナと出会うまでを描いた過去編です。
旧アニメでもアニメ化されていないのに、新アニメでは尺が無いなかで4話かけてエピソード化してくれています。

おそらくリメイク制作陣もここには思い入れを持って制作していたのだと思います。
その甲斐あって「恐山ルヴォワール」編はかなり出来が良いです。
原作ファンの方は、ここだけでも見る甲斐があると思います。
劇中歌の「恐山ルヴォワール」もヒロインの声優林原めぐみさんがしっとりと歌い上げてくれていますので是非聞いてみて下さい。

TVアニメ『SHAMAN KING』「恐山ル・ヴォワール」特別映像
この「恐山ルヴォワール」の曲ですが漫画にだけ登場するもので、作曲についてはファンのボカロPが作ったものを作者の武井先生が気に入り、林原めぐみさんが歌ってみた動画をニコニコ動画に上げたりと面白いエピソードあったりします。

全体的に駆け足でうす味なアニメですが、原作ファンの方にはおススメです。
では、良きアニメライフを!

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