アニメ批評その1119 ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

評価:★★(予算が少な過ぎ?)
概要
篠崎芳による日本のライトノベル。イラストはKWKMが担当している。
「小説家になろう」にて2017年11月から連載が開始され、書籍版がオーバーラップ文庫(オーバーラップ)より2018年7月から刊行されている。
2024年7月時点で電子版を含めたシリーズ累計部数は240万部を突破している。
メディアミックスとして、ウェブコミック配信サイト『コミックガルド』(オーバーラップ)にて2019年7月26日からコミカライズ版が連載開始され、アプリ版の『コミックガルド+』(同社)のリリース後はこちらで最新話を配信となる。
また、2024年1月にはテレビアニメ化が発表され、同年7月から9月まで放送された。
あらすじ
女神ヴィシスによってクラスメイトごと異世界に召喚された三森灯河は、最低評価であるE級勇者という理由で高レベルモンスターが徘徊する遺跡へと廃棄されてしまう。
しかし、彼が得られたスキル「状態異常」は発動すれば抵抗されることなく必ず効果を発揮するため、自身に有利な状況を作ることでどんな敵でも無力化できる規格外(EXTRA)な能力だった。
最初の敵を「パラライズ」で麻痺させ、「ポイズン」で毒を付与することにより1時間かけて殺害した灯河は、格上の敵を倒したことで急激なレベルアップを経て、スキルの効果も成長する。
そして危険な敵が徘徊する遺跡内を探索して過去に廃棄された者たちの遺産を入手し脱出することに成功し、相棒となるスライム・ピギ丸と出会う。
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで - Wikipediaより

なろうで異世界転生モノな訳ですが、

主人公は強いスキル持ち…とここまではよくあるヤツです。
本作が他作品と異なる点は、主人公が思慮深く、スキルがデバフ特化という点です。

変なお面とか付けちゃってますが、これは知り合いに遭遇した際に正体がバレない為の事ですし、ちょっと前まで普通の高校生だったのに、調子に乗らずに思慮深い処には好感が持てました。
頭が良くて狡猾、だからといって悪人という訳でも無いので、よくいるなろう系のおバカな主人公という訳ではありません。

無理やり異世界転生させられて「お前才能無いから死ねよな」と生還が不可能なダンジョンに飛ばされてしまう処から物語が始めるのですが、誰だってこんな仕打ちを受けたら性格歪むと思います。

女神に復讐をする旅の途中で、叡智なお体をしたエルフと、

可愛いダークエルフとスライム、

あと豹のお姉さんを仲間にします。

本作はジャンル的にバトルモノとなるのですが、

主人公はデバフ特化なので、戦闘シーンに派手さは全くありません。

「パラライズ!ポイズン!パラライズ!ポイズン!」みたいな感じで、デバフ魔法を敵に向けて放ってばかりです。
この単調な戦闘シーンが私の様なクソアニメ愛好家の琴線に触れる事はあるかもですが、一般的な感性をお持ちの方からすると少々退屈かもしれません。

あと敵キャラが絶妙にキモくて好きです。
キモいキャラを毒攻撃というキモい殺し方をしますので、見せ場となるシーンが人によってはマイナスになりかねないという諸刃の剣です。
◆OPが残念
TVアニメ『ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで』ノンクレジット映像 超学生「Hazure」
まるでMAD動画の様なOPですが、動画を作り始めた頃の私くらい痛々しい演出で、しかも終盤のサビではしょーもないCGを使用しております。
これを観て「制作陣はセンスが無いな!」と思われた方もいらっしゃるかもですが、私からすると逆に酷すぎて「こうする他無かったのかもしれない」と考える様になりました。
終盤に至るまでの痛々しさは素だとしても、終盤のCGは流石に無いと思います。
通常であれば止め絵を多用して作画カロリーを抑え、終盤のサビで少しでもよく魅せる努力をするのが普通ですが、文字を多用して誤魔化した(誤魔化せてない)挙句、サビでクソダサ低クォリティーのCGを見せられるって、流石に酷すぎるんですよね。

作中でもCGを多用してますし、戦闘シーンは「パラライズ!」って叫んでるだけなのでかなり作画カロリーは低めのはずですが、それであのOPはちょっと…
ここまでの解説を読んで「クソアニメかな?」と思われたかもですが、主人公の容赦の無さや覚悟がガンギマリな処などが面白く、制作陣も適当に制作したのでは無く、少ない予算でどうにかやり繰りしたのでは無いか?と苦労が偲ばれました。

本作の好きな処を更に挙げるとネタバレになりそうなので、この辺にしておきます。
人を選ぶ要素はあるのですが、私は嫌いではありませんでした。
が、クソアニメと評されても否定出来ない要素も多いため、評価は★2とさせて頂きます。
「ポイズン!」
それでは、良きアニメライフをノシ