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アニメ批評その310 機動戦士ガンダムF91

評価:★★(なんとー!!)


概要

機動戦士ガンダムの映画化10周年を記念し制作された劇場用オリジナル作品。

元々はテレビシリーズの企画であり、『機動戦士ガンダム』の劇場公開10周年に合わせて、そのテレビシリーズ用の構想の1クール分にあたるストーリーを劇場用完全新作として映像化したものが本作である。

『ファーストガンダム』から始まったアムロとシャアを中心としたストーリーラインは前作『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の公開によって幕を閉じたことにより、本作は新たな時代と人物による新ガンダムシリーズの立ち上げを目指して企画された。

時代設定は一年戦争から40年以上、第二次ネオ・ジオン抗争からは約30年の年月が経過した宇宙世紀0123年が舞台である。

それまでのシリーズに登場した人物は登場しないが、『逆襲のシャア』等に登場した一部のMSや艦船は引き続き登場する。

タイトルにある「F」は「Formula」の頭文字であり、「ガンダムの新基準を立ち上げる」という意味合いが含まれている。

難解だった前作『逆襲のシャア』に対し、富野によると本作は「解りやすさ」に重点を置いている。

主人公も解りやすいヒーローになり、物語もハッピーエンドになった。

『逆襲のシャア』ではニュータイプ論がテーマだったが、本作は「家族の問題」という非常に身近なテーマになっており、新世代の観客には解りやすくなっている。

この結果、富野は本作を「ストーリー的には成功」としている。そのため前半はわかりやすく親しみやすくなっているが、終盤は『逆襲のシャア』と同じく戦況は混乱し、ぽっと出の固有名を一瞬しゃべらせるだけで場面の説明をするなど、畳みかけるような難解さと安易さというガンダム劇場版の伝統は受け継がれている。

本作に登場する円盤型の殺人兵器であるバグは「同じ大量殺戮でも(『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』で使用した)毒ガス攻撃より直接的な痛みを感じさせるものが欲しい」という、監督の演出意図に沿って用意された。

これは当時、富野が「子供が生のリアルさを失いつつあるのではないか」という強い懸念を持っていたことと関連している。

企画書には「F91の続編は絶対に制作します」と記されていたが、テレビシリーズにおける続編は現在に至るまで作られておらず、1993年にはそれに替わる形で、本作からさらに30年後を描いたテレビシリーズ『機動戦士Vガンダム』の放映が開始された。

本作のその後は富野原作による漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム』である程度描かれている。

本作以降もガンダムシリーズでは映画が公開されているが、いずれもテレビシリーズやOVA作品を再編集し、新作カットを追加したものである。

あらすじ

大きな戦乱も無く平和な世界、人類はその大半が地球から月までの軌道に設置されたスペースコロニーに移住し、地球連邦政府という国家の枠組みを超えた全地球規模の組織に統治されていた。

しかし、長引く平和の間に、敵対勢力がいなくなった地球連邦政府は腐敗の一途を辿り、政府は地球に住む民間人を摘発し、宇宙へ締め出ししていた。

政府高官は特権階級の専横により地球に当然のように住み続け、地球環境は悪化する一方であった。これに対しブッホ・コンツェルンの総帥、マイッツァー・ロナは「人の上に立つべき者は、人々の規範となるような高貴な精神を持つ者でなければならない」とする思想「コスモ貴族主義」を掲げ、堕落の温床となる既得権益を排除した能力重視の階級制度によって社会を立て直すために、地球連邦政府の打倒を画策し、秘密裏に軍事組織 クロスボーン・バンガード(C・V)を設立していた。

宇宙世紀0123年3月、ロナ家一族の鉄仮面、ドレル・ロナに率いられた武装集団は、フロンティアサイドの新興スペースコロニー「フロンティアIV」を急襲する。

連邦軍のMS部隊は迎撃するがまるで歯が立たず、いたずらに戦火を拡大させるだけであった。 街を覆う戦火と混乱と容赦ない死の中で、フロンティア学園の生徒であるシーブック・アノーと妹のリィズは、襲撃から避難するために友人達とともにシェルターへ避難しようとする。

ガンタンクR-44に乗り込み逃走の末コロニーを脱出するが、同行していた内の一人 セシリー・フェアチャイルドはC・Vに連れ去られてしまう。

セシリーの素顔はマイッツァーの生き別れの孫娘ベラ・ロナだった。

シーブック達は近隣のコロニー「フロンティアI」に辿り着き、地球連邦軍の宇宙練習艦スペース・アークに保護される。艦内にはF91と名付けられた整備中のMS(モビルスーツ)があった。

一方、C・Vに占領されたフロンティアIVではコスモ貴族主義の実現のための国家「コスモ・バビロニア」の建国が宣言され、セシリーはコスモ・バビロニアの象徴として祭り上げられることになる。

そして、F91に乗って反攻するシーブックと、専用MSビギナ・ギナを与えられたセシリーは、戦場で対峙する。

機動戦士ガンダムF91 - Wikipediaより抜粋


放映当時は「やっぱガンダムはカッコいいな!」「森口博子の歌いいな!」「なんとー!!」と言っていた私ですが、今にして思うとガンダムというブランドに毒されていただけだったなぁ・・・と思います。
ガンダムファンの間では名作として通っている本作ですが、興行収入も宜しく無かった為に続編の制作が流れて「Vガンダム」になってしまいましたし、別にこの作品を観なくても別のガンダム作品は問題なくお楽しみ頂けます。

主人公のシーブック・アノーです。
ガンダムの主人公にしてはとてもいい子で、ニュータイプです。
「なんとー!!」

ヒロインのセシリー・フェアチャイルド(ベラ・ロナ)はちょっと老けてる感じです(17歳)

あと印象的だったのは鉄仮面ことカロッゾ・ロナです。
「ふはは、怖かろう」


セシリーを助けにシーブックが頑張って、森口博子の歌が流れて、鉄仮面がバグをバラまいて、

「質量を持った残像だと!?」ってなって終わる感じです。
古い作品ではあるのですが、正直そのくらいしか覚えてません^^;
昔のガンダムを観ると「あー懐かしい!」「このシーン好こ!」っとなるのですが、F91はそういった気持ちにならなかったです。
「解りやすさ」に重点を置いたとの事ですが、全然わかりやすくなかった事からガンダムという偉大な作品を生み出した富野監督もここらが限界なのかな?とも思いました。


概要欄とあらすじが長くて、ネタバレとディスり終始してしまいましたが知識として知っておけばいいレベルで無理に観る必要性は感じません。
小説や漫画、ゲーム等でF91の流れを汲んでいるもの(クロスボーンガンダムとか)もありますが、どれも不人気なので気にする必要はありません。
当時は面白く観れた本作ですが、.30年近く経った今では人様にオススメは出来ません。
それでも流石は劇場版のガンダムという事で、30年前とは思えない作画力だったり、森口博子さんの歌が良かったりするので最低評価は避けての★2とさせて頂きます。


それでは、良きアニメライフをノシ

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