アニメ批評その484 機動武闘伝Gガンダム
評価:★★(ガンダムらしくないガンダム)
概要
『機動武闘伝Gガンダム』(きどうぶとうでんジーガンダム、MOBILE FIGHTER G GUNDAM)は、サンライズ製作のテレビアニメ。
1994年(平成6年)4月22日から1995年(平成7年)3月31日まで全49話がテレビ朝日系で毎週金曜日17時00分 - 17時30分にて放送された。
略称は「Gガン」。
平均視聴率4.1%。最高視聴率7.3%(ガンダムシリーズ歴代6位)。
各国を代表する格闘家がガンダムを用いて世界の覇権を格闘技大会「ガンダムファイト」で争うという、少年漫画や当時流行していた『ストリートファイターII』などの対戦型格闘ゲーム的要素を取り入れた設定になっており、他のシリーズとは一線を画す。
また、通常の軍事用兵器として使用される「モビルスーツ」(MS)や「モビルアーマー」(MA)とは別に、ガンダムファイトに使用されるロボットには「モビルファイター」(MF)という呼称が用いられ、劇中で主に活躍するのはこのMFである。
前作に引き続き逢坂浩司がキャラクターデザインを担当しているが、デザイン協力には漫画家の島本和彦が関わっている。
本作品では宇宙やコロニーを舞台にする話は少なく、大多数は地球が舞台である。
ガンダムファイト第13回大会の舞台はネオホンコンで、現実の香港の公用語である香港語(広東語)の挿入歌が作中のBGMとして流れ、オープニングテーマ・エンディングテーマにネオホンコンの風景が描かれるなど、香港をメインの舞台として扱っていることが特徴である。
未来世紀について
作中の記年法で、制定から60年が経過した未来世紀60年が本作の時代設定である。
英語表記ではFutureCentury、F.C.といった表記が用いられ、これまでのシリーズで用いられていた宇宙世紀に代わり使用されている。
宇宙世紀を舞台としたこれまでの作品とは世界観が大きく異なり、「コロニー<地球」という力関係であったのに対し、本作品では逆に「地球<コロニー」となっている。
地球は環境汚染に加え、ガンダムファイトによって生じる周囲の建物の破壊などにより、荒廃した場所が世界中のあちこちに見られる。
未来世紀が制定された60年前に地球を脱出した支配階級により各国がスペースコロニーを建造、国家の中枢もコロニーへ移転しており、第1話に登場したネオイタリアのベルチーノが少年時代を回想するシーンでコロニー打ち上げの様子が描かれている。
各国のコロニーは浮遊大陸のような形で宇宙に存在し、それぞれの国の一般的なイメージを誇張したものとして描かれているため、主人公ドモン・カッシュの祖国ネオジャパンは日本列島の形をしているといった具合に、一目でどこの国のコロニーか判別しやすいものとなっている。
アムロやシャアが出てくる正史とされているガンダムとは違う話のガンダム作品です。
こちらが主人公のドモン・カッシュです。
どう見ても熱苦しい男に見えますが、
もっと熱苦しい男が出てくるので大丈夫です(?)
本作では「ガンダムファイト」という競技がメインでこれが茶番に見えてしまうのですが、とても熱い作品となっております。
人間がモビルスーツ・・・ではなくモビルファイターと互角に戦えちゃったりするので、従来のガンダムファンのド肝を抜いた作品です。
これについては否定的な方が多く、
「こんなのガンダムとは認めない!」
という方が割合的に多き気がします。
実際「ガンダムウォー」というTCGで「Gガンダムの参入について」についてアンケートを取った所、過半数が「世界観がおかしくなる」といった理由で反対に票が入ったそうです。
個人的には「確かにガンダムと言われると違和感しかないけど、SDガンダムの例もあるし、ガンダムとして観なければ名作」だと思ってます。
※私ジャイアントロボ好きですし
他のガンダム作品には無い熱さがここにあります。
色々ツッコミどころはあるのですが、そこも含めて楽しむのがお得な視聴方法です。
ガンダム作品らしくないという点は長所でもある反面短所でもあると思います。
観る人を選ぶ作品という事で評価としては★2とさせて頂きます。
「これがガンダムとは思わないで欲しい」という方々の気持ちも凄く理解出来ますが、スタンダードなロボットアニメに飽きた方にはオススメしたい作品です。
それでは、良きガンダムライフをノシ