マイセンのブログ

アニメのレビューとウマ娘の攻略記事がメインです
Twitter→@mysen777

アニメ批評その405 巨人の星

評価:★★(意外と今でも楽しめる)

原作概要

主人公の星飛雄馬は、かつて巨人軍の三塁手だった父・星一徹により幼年時から野球のための英才教育を施される。

プロ野球の読売ジャイアンツに入団後、ライバルの花形満や左門豊作やオズマらを相手に大リーグボールを武器に戦う。

いわゆるスポ根野球漫画の走りともいえる作品。

アニメ版概要

アニメ版は原作の構図や表現方法をほぼ忠実に再現しているが、アニメ版独自のストーリーやダイナミックな表現方法もふんだんに盛り込まれた。特に大リーグボール3号については、花形が専用のピッチングマシンを作らせ、攻略しようとしたものの、マシンがその力に耐え切れず爆発してしまう描写や、飛雄馬が大リーグボール3号を投げた後にあまりの激痛でうずくまり、医者に見せた所、無理な筋肉の酷使により危険な状態になるという描写など、大リーグボール3号がいかに危険な投法なのかを、原作以上に解説している。このほか戦争や後楽園球場のシーンでは、実写映像が使われていたことがある。

当時プロデューサーであった佐野寿七によると、自身は高校球児で野球経験者ではあったが巨人ファンではなく、また「原作者の梶原は『距離を置いて見ているから、作品が書ける』と言っていたため巨人ファンではなかったはず」とも述べたほか、作画担当の川崎のぼるも大阪出身であり連載が始まるまでは野球に関心がなかったなど、『巨人の星』は”非G党”の手で作られたものであった。

巨人の星 (アニメ) - Wikipediaより抜粋

超絶有名な野球をテーマとしたスポ魂作品ではあるのですが、ご覧の通りお父さん(星一徹)はすぐに暴力を振るいますし、

「大リーグ養成ギブス」と称した意味不明な器具を子供に装着されるという基地外っぷりを発揮します。

主人公の星飛雄馬の声優は古谷徹さんです。
お父さんの虐待にも似たしごきに耐え抜き、

立派にプロ野球選手になります。

花形満や

左門豊作といったライバル達に勝つために編み出されたのが、

大リーグボールという魔球です。
飛雄馬が子供の頃からなのですが、大人になっても現実に即してないシーンばかりなのですが、逆にそこが面白いです。
今の時代キャプテン翼やテニプリで超常的なスポーツ作品も珍しくはなくなりましたが、当時はギャグモノではないのに超常的な作品は珍しく、物凄い人気がありました。

あとこの作品の凄い所は実在の人物が出てくる所です。
王貞治さんや長嶋茂雄さんが出てくるとか凄すぎです。

昔のアニメは放送のスケジュールが厳しかったので、結構適当に作られがちでしたが本作に至ってはかなりの拘りと情熱を持って制作されております。
終盤の展開は原作と比較してかなり改変されておりまして、制作サイドは「アニメと原作は別物」という認識で取り組んでおり、また原作者の梶原も「アニメは佐野(寿七。当時読売テレビプロデューサー)ちゃんに任せるよ」と承諾したこともあり、全体の1/3は読売テレビと東京ムービーによるオリジナルでした。
最終回の内容も変更されてます。
作画スタッフの大半が野球の知識がない素人だったため、ありえないシーンが多く出来上がってしまったそうなのですが、そられをリテイクしまくったそうです。
例えば、相手チームが犠牲バントをするシーンで守備側の巨人は一塁手王と三塁手長島がバント処理に備えてチャージ(前進)するため一塁ベースがガラ空きとなります。
この場合二塁手(当時は土井)がカバーして一塁で捕球することになるが、出来上がったものを見ると、三塁線に転がった打球を長島が処理して一塁に送球したあと王が何食わぬ顔して一塁で捕球していた、ということがよくあったとの事です。
一度出来上がったモノを作り直すとか凄い根性ですねw

ジ・アニメ スーパーリミックス 巨人の星 オープニング PS2 (2002年発売)
OP曲は有名ですが、1968年とかに放送が始まった作品なので若い方は聴いた事が無いかもしれませんね。
アニメの視聴率は20%もある人気作でした。

【ツッコミ】アニメ史上最も悲しいクリスマスを過ごした男【巨人の星】
ツッコミどころ満載のシーンもありますが、こういった部分も含め未だに楽しめる作品です。
ニコニコ動画やyoutubeでは公式が出しているモノの視聴が可能なので、気になった方はご覧になってみて下さい。
古い作品な上に全部で250話以上ありますので、評価としては★2とさせて頂きます。


それでは、良きアニメライフをノシ

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する