アニメ批評その504 さんかれあ
評価:★★(最初は評判良かった気がします)
概要
『さんかれあ』は、はっとりみつるの漫画作品。『別冊少年マガジン』(講談社)2010年1月号から2014年10月号まで連載された。
単行本は全11巻。
2012年4月から6月までテレビアニメが放送された。
同誌立ち上げの連載漫画の中では最初のアニメ化作品である。
あらすじ
K県足倉郡紫陽町(モデルは神奈川県足柄上郡松田町)に住んでいるゾンビっ娘大好き高校生・降谷千紘は、夜ごと怪しげな古文書を片手に、事故死した飼い猫・ばーぶの蘇生を試みていた。
5月のある夜、蘇生秘薬を作っていた千紘は、川向こうのお嬢様高校に通う美少女、散華礼弥が父に対する恥ずかしい不満を古井戸にぶちまけるところを目撃してしまう。
千紘の実験に興味を持った礼弥は、千紘と共に紫陽花の毒を使った秘薬を作成して実験に成功するが、2人とも失敗したと思い、翌日にばーぶの葬儀をすると約束した。
礼弥は夜中に出歩いていたことが父親に発覚し、家に閉じ込められてしまう。
悲嘆した礼弥は、密かに持ち出していた秘薬を「毒が含まれているから」と蘇生と逆の効果を期待し、服薬してしまう。
翌朝、結局死ねなかったと悲嘆にくれつつも、千紘との約束である「ばーぶの葬儀」に参加するために家を抜け出した礼弥は、その途中で遭遇した父の振るった鞭に打たれ、崖から転落死してしまう。
その様子を目撃した千紘が駆け寄ると、砂ぼこりの中から礼弥はゾンビとなって起き上がる。
こうして礼弥は千紘の家に居候し、彼にとって憧れのゾンビとの共同生活が始まった。
ヒロインがゾンビとして蘇る作品です。
ホラーやスプラッターが苦手な方もいらっしゃると思いますが、
ご覧の通り可愛いので問題無しです。
ちなみにヒロインと言ってしまいましたが、主人公でもあります(cv.内田真礼)
ベースはギャグテイストですし、ちょっと変わったラブコメと思えば・・・
たまに主人公の挙動がおかしくなるのはご愛敬です。自分のお腹を縫うシーンとかありますけども
さて、本作は原作はそこそこ人気でアニメの評判も悪く無かった割に円盤は全然売れませんでした。
やはりヒロインがゾンビというのがイケなかったのでしょうか?
いや、ゾンビモノでも円盤が2万枚以上売れて2期の制作も決定している作品もありましたね。
ギャグテイストでありながら、たまにドキっとさせられる本作は非常に面白い作品だと思うのですが、2期の制作が絶望的な事を考えると評価としては★2にせざるを得ません。
特に1期のラストが多くの謎を残す様な形で終わっているので猶更です。
1期を既にご視聴済の方は原作の漫画を読んで下さい。
それでは、良きアニメライフをノシ