アニメ批評その538 それが声優!
評価:★★(ゲストの声優が凄かった)
概要
『それが声優!』(それがせいゆう)は、児童文学作家(小説家)のあさのますみが原作を務め、漫画家の畑健二郎がメイン作画を担当している、同人誌、Webで公開の漫画。
同人サークル『はじめまして。』によって一次コンテンツ展開および副次創作コンテンツ作品の統括管理がなされている。
2015年、GONZOによってテレビアニメ化された。
これに合わせて同年、同アニメの製作委員会に参画したローソンHMVエンタテイメントによって商業出版されている。
作者である「あさのますみ」が「声優・浅野真澄」として経験または聞いてきた出来事を、ギャグタッチにより再構成させたストーリーで描く、声優業界のあるあるネタを扱った職業ものコメディー。
主役となるのは、それぞれにタイプの違う3人の新人声優たちで「彼女らが声優ユニット『イヤホンズ』として、互いに力を合わせ時に様々な理由で互いの反発なども引き起こしながらも、自分たちの声優活動を通して様々な困難に立ち向かっていく」という内容となっている。
その意味では声優業界を舞台にしたビルドゥングス・ストーリーの側面も持つ。
また本作には、作内でネタにされた声優業界にまつわる出来事や作内の設定に関して、あさの自らが解説したコラムコーナーも付随している。
あらすじ
一ノ瀬双葉、萌咲いちご、小花鈴。3人はそれぞれに事情と夢を抱いて、業界に飛び込んできた新人女性声優。
彼女らは偶然、共演することになったことをきっかけとして交流が始まり、友情を深めていく。
彼女らは、時に声優業界の厳しい現実を目の当たりにし、友情を壊しかけ、潰されそうになりながらも、互いを思いやり励まして少しずつではあるが成長を遂げて行く。
そんな中、3人が出会うきっかけとなったアニメを担当した海原プロデューサーが、彼女らを呼び出して声優ユニット「イヤホンズ」を結成すると叫びだした。
声優としては、ほとんど知名度の無い3人の新人たち。
そんな彼女たちのユニット活動を待つのはいかなる結果か。
そのあいだにも3人の日常を襲う種々の困難、悩みや迷い、戸惑い。
それでも彼女たちは「それが声優!」を合言葉に前の見えないともすれば絶望的にもなる現実を無理やりにでも突き進んでいく。
マイナー作品ではありますが、見どころのあるアニメだったりします。
本作は↑の3人がメインキャストです。
声優は左から高橋李依さん、長久友紀さん、高野麻里佳さんです。
実は高橋李依さんが主役・・・
いや、それ以前にちゃんとしたキャラを演じたのはコレが初めてだったりします。
本作があまりにマイナー過ぎて知られてない気がします。
声優の大変さやアニメ業界の裏事情についても触れる作品ではあるのですが、SHIROBAKOの様な本格的な感じでは無く、全体的な面白さとしては正直微妙でした。
それでは本作の見どころは?と申しますと、
作中に実在の声優が登場します。
まさか野沢雅子さんが登場した時はビックリしましたw
田村ゆかりさんが登場した時は違う意味でビックリしました。
当ブログの読者の方はご存じだと思いますが、私は田村ゆかりさんの大ファンです。
そんな私の目から見ても美化具合が感度3000倍でした。
釘宮理恵さんも美化されて登場しました。足の裏とか湿気たばかうけとか言わないでね
そんな中、堀江由衣さんだけがこんな感じでしたw
登場キャラの声優もご本人で、毎回誰がゲストで出演するのかが楽しみでした。
逆に言うとそれ位しか楽しみが無かったとも言えます。
作中に登場したイヤホンズはリアルでも活動しております。
アニメの放送は2015年ですが、現在も活動中です。
高橋李依さん自体は大人気なのに、あまり知られていない事実です。
SHIROBAKOの様にリアルに寄せた方が良かったのかどうかはわかりませんし、声優さんの大変さは伝わってきましたが、同じ様な声優アニメであるガーリッシュ ナンバーと比較してもキャラの可愛さや面白さが劣って見えてしまいます。
大物声優が登場する所がプラスとしても、本作の評価は★2どまりです。
それでは、良きアニメライフをノシ