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アニメ批評その561 夏目友人帳

九谷カエルさんによる復帰後第2弾となる記事です。
なかなかの有名作品なのですが、シリーズが長いのがマイナス点な模様です。

評価:★★(ハートフルな話を求めている人にオススメ。ただしシリーズが長いので注意)

あらすじ

主人公夏目貴士は幼い頃に両親を亡くし親戚に預けられるが、幼い頃から妖(あやかし)が見えていた夏目は虚言癖がある子供として、親戚中をたらい回しにされていた。

そんな中、藤原夫妻は夏目を引き取る事を決意し、家族として向かい入れる。

その後、強力な力を持っていた祖母(夏目レイコ)と縁のある妖・ニャンコ先生と出会い、様々な妖と出会いと別れを繰り返す。

夏目貴士
本作の主人公。幼い頃に自分だけにしか見えない存在のせいで、奇妙な発言をする子供だと思われており、コミュニケーション能力が低め。基本的には優しいが人との接し方が分からない為、付き合いが悪い様に見られがちだが、気心の触れた同級生はいる。

ニャンコ先生
2頭身のデブ猫の様な外見をしているが、本来の姿は巨大な犬(狼)のような姿をした大物妖・班(まだら)。
夏目レイコとは縁があり、彼女の持ち物であった友人帳を手に入れる為に夏目貴士の用心棒を買って出る。なお藤原夫妻から見た場合は飼い猫である。

藤原塔子
夏目を引き取り我が子の様に愛情を注ぐ心優しい女性。
ニャンコ先生の事をニャンキチ君と呼んでいる。
藤原滋
夏目を引き取る決意をした張本人。父親の様に夏目に接する。
ニャンコ先生の事をニャンゴローと呼んでいる。


基本的に1話完結で終わる事が多く、ハートフルな話や泣ける話、ほのぼのした話が多いのですが、たまに2〜3話の続きものがあったりシリアスな話が紛れ込みます。

本作には妖と呼ばれる存在が登場しますが、特に恐怖を煽るような外観や見せ方はしていないので、夜中に1人で見ても問題ありません。
むしろバイオレンス・性的な表現も一切ないので、お子様の情操教育によろしいのではないかと思います。
主人公の夏目貴士は祖母の霊力を受け継いでしまったため、かなり強い力を持っていますが、その力を使って何かを為そうと言う事はありません。
ようやく手に入れた[普通の暮らし]を毎日噛み締める様に実感し感謝するとても牧歌的な高校生です。
妖は当然、人間に対して悪意を持つものがいますが、認識はされなくても寄り添おうとするものがいたりもして、そのような回は涙を誘うか優しい気持ちになれます。

妖は長い時を存在するので、人間との関わりは瞬きのような一瞬ではありますが、その妖が人間に寄せる感情、出会いと別れを繊細に描いた作品だと思います。


以上

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