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アニメ批評その727 アルスラーン戦記

評価:★(なんかしょぼいし、魔法とか萎える)

概要

『アルスラーン戦記』(アルスラーンせんき)は、田中芳樹による日本の大河ファンタジー小説。

中世の中東に似た異世界を舞台にしたファンタジー小説。

戦乱の中での王太子アルスラーンと仲間達の活躍を描く。

1986年8月から2017年12月まで全16巻が刊行された。

漫画版は荒川弘さんが担当し、 2013年より連載中。

アニメは第1期:2015年4月5日 - 9月27日/第2期:2016年7月3日 - 8月21日に放送された。

あらすじ

大陸公路の中心で栄華を極めた国家、パルス王国。

心優しき王太子アルスラーンは、武勇に優れた父・国王アンドラゴラス三世からは疎まれ、美貌の母・王妃タハミーネからは無関心に扱われつつも、臣下たちからは親交を持ち得ていた。

14歳になったアルスラーンは、侵攻してきたルシタニアとの戦争で初陣に臨む。

しかし無敗を誇っていたパルス軍は、不可解な霧の発生やパルス万騎長カーラーンの裏切りに遭って総崩れし、多くの万騎長が戦死(第一次アトロパテネ会戦)。

九死に一生を得たアルスラーンは最強の武将ダリューンと共に落ち延び、政戦両略に長ける知略家ナルサスとその侍童エラムを仲間に加える。

一方で、無敗のパルス軍を破り勢いに乗るルシタニア軍により、パルス王都エクバターナも陥落。

無能なルシタニア王イノケンティス七世がパルス王妃タハミーネを見染め、自らの妃にしようとする。

そんな中、カーラーンは軍を率いてアルスラーン討伐に乗り出す。

だがアルスラーンたちは、ナルサスの計略に加えてミスラ神殿の女神官ファランギースと流浪の楽士ギーヴの加勢もあり、たった6人で1,000の軍勢を崩壊させカーラーンを討ち取ることに成功する。

そのころ、ルシタニア軍の捕虜となり果てのない拷問を受ける国王アンドラゴラス三世の前に、ルシタニア軍に協力していた銀仮面の男が姿を現す。

カーラーンの主である銀仮面の男は、自身こそがアンドラゴラス王により暗殺された先王の嫡子ヒルメスであり、パルス王国の正統継承者であると叫ぶのだった。

アルスラーン戦記 - Wikipediaより抜粋

原作は小説ですが、漫画版ははがれんで有名なアルスラーン荒川弘さんが描いてます。
※アニメのキャラデザも荒川弘さんの絵が元となってます。

深く考えずに観ている分には違和感を感じないかもしれませんが、国同士の戦いにしては戦闘が小規模過ぎるというか、そう感じてしまいしょぼさが目立ちます。
物語の序盤は少数で戦うシーンが多くそれは仕方が無いのですが、ある程度進んだ辺りからはCGを使ってでも大軍同士が戦っている感じで見せて欲しかったです。
ストーリーは骨太の本格派の戦記物として評価されておりますが、一方で「地味な感じでつまらない」という意見も多数見受けられます。
私も同意見で、こういった作品は小説で読む分には面白いけどアニメ化は難しいと思ってます。
本作は特徴的なキャラが少ないという事もありますが、戦記物は全体を描くと各キャラが薄くなってしまい、キャラをメインにすると物語の規模がしょぼく感じてしまいます。
小説ならそこら辺のバランスを上手く取る事が出来るのですが、アニメという映像においてはそれがかなり難しいのです。
本作もやけに引き延ばしの様な内容の薄い回もあれば、話の進行具合が急に感じた時もあり時間内に上手く纏める難しさを感じてしまいました。

何となく女子ウケする様な感じで、正直魅力的な女性キャラは見当たりませんでした。
しかし本格的な戦記物でアニメ化に成功した作品はかなり少ないので、それなりの期待感を持って視聴していた私です。

戦闘シーンはイマイチ迫力に欠けるのも仕方が無いと思ってました。
一振りで何百人も倒したり、凄い魔法で敵を殲滅したりといったアニメは吐いて捨てる程ありますので、こういった地味な感じでも「本格派」という事で楽しもうと自分に言い聞かせながら観てました・・・
が、出てきましたよ、魔法がw
アニメの終盤の方に明らかに通常の人間には出来ない様な事をヤってしまうキャラが出てきて、私のテンションというか期待感は底辺まで落ちました。
バトルメインの作品は強さがインフレしがちですが、本格派というかギリギリ現実的なラインを保ってた作品が突然人間の域を超えた力を使うのは反則です。アウトです。
あと骨太なストーリーと聞いておりましたが、全然そんな事はありませんでした。
ネタバレはしないでおきますがアニメ2期の最後の方は「それはどうなのw」という展開になってまして、それも含めて私の評価は最底辺となりました。


加えてアニメ1期は全25話だったのに対し、2期はたったの8話で大分時間も経過しております。
このまま3期もこないまま終わりそうな気もするので、本作の視聴よりも漫画版の方が良いです。
作画や物語の構成も話が進むにつれ雑になっていきますので、本当にオススメ出来ません。
きっと3期が来ても私は観ないと思います。
荒川弘さんは大好きですし、原作者の田中芳樹さんも『銀河英雄伝説』で有名な方です。
恐らくアニメを制作したライデンフィルムが悪いという事で〆させて頂きます。
それでは、良きアニメライフをノシ

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