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アニメ批評その709 異世界居酒屋「のぶ」

評価:★★(異世界食堂の劣化版)

概要

蝉川夏哉による日本のライトノベル。

イラストは転(くるり)が担当している。

小説投稿サイト「小説家になろう」にて2012年10月より連載が始まり、宝島社より2014年9月から刊行されている。

また、2016年8月より加筆修正を経て、新規エピソードが追加された文庫本が刊行されている。

第2回エリュシオンライトノベルコンテスト(なろうコン大賞、現: ネット小説大賞)受賞作。

2021年2月時点でシリーズ累計発行部数は400万部を突破している。

あらすじ

中世ヨーロッパ風の異世界にある、帝国の古都・アイテーリアで営業している居酒屋「のぶ」。

大将として店を開業した矢澤信之と、成り行きで彼に同行して店を手伝うことになった千家しのぶの二人が、京都にあるシャッター通りと言われるほど寂れた商店街の一角でオープンしたはずの店。

しかしなぜか店の表口は、異世界のアイテーリアと繋がっていた。

それから「のぶ」の店内で、また時には店外で、様々な事件や出来事が今日も起きていく。

異世界居酒屋「のぶ」 - Wikipediaより抜粋

主人公のノブ役は私が大好きな杉田 智和さんで、異世界食堂に似た作風だと聞いてたのでかなり期待しての視聴でした。
実写化もした本作ですが、アニメ版もそれなりには楽しめました。
ですが、視聴後の感想としては異世界食堂の劣化版という評価で、人にオススメするなら絶対に異世界食堂の方だという結論に達しました。
ちなみに本作の方が異世界食堂よりも先に連載が始まってますので「異世界モノの飯テロ作品」の走りといっても過言ではありません。
しかし異世界食堂と比較すると明らかに劣る点が2点ありますので、それをご説明致します。

・料理の見せ方

↑コレが異世界食堂の料理です。

↑コチラがノブの料理です。
見た目に関してはどちらが優れているとか無いのですが、ノブの方には擬音が入ります。
それもかなりの頻度でです。
コレが料理というか演出が安っぽく見えてしまい「なんだかなー」という気持ちにさせられます。
対して食堂の方はそういった演出には頼らず、異世界人の食レポによって補われている感じです。

ノブの方の食レポは大袈裟過ぎて臭過ぎる感じです。
料理の見せ方もですが、異世界人達の食レポに差があり過ぎるので、どうしても異世界食堂の方が美味しそうに見えてしまいます。

・登場人物の魅力

↑ノブの登場人物達です。

↑異世界食堂の登場人物は普通の人間も出てはきますが、パッと見で人外とわかる方々が多いのが印象的です。

従業員も食堂の方は両名共に人間ではありません。
人外だからイイ!という訳ではありませんが客も従業員も非常に魅力的で、この点に置いても食堂に軍配が上がります。

あと食堂のマスターはニヒルな男ですが、

ノブの大将は無駄にイケメン過ぎるのが気になるというか、気に食わないですw
存在感があり過ぎる感じなのは厨房で調理している食堂に対し、客の目の前で調理している居酒屋だからかもしれませんが、その点がどうしても作品の幅を狭めてしまっている印象です。
食堂の方は客同士のやり取りが面白いのですが、居酒屋だと大将が出しゃばり過ぎてて客同士のやり取りが少なく感じます。


異世界食堂を観た事無い方には当然食堂の方をオススメしますし、既に視聴済の方が居酒屋の方を観ても「食堂の劣化」と感じてしまうかもしれません。
料理が出た時や食べる時の擬音は本当に良く無かったと思いますし、アニメでの擬音はジョジョだけで十分です。
杉田 智和さんの大ファンである私もこの作品には高評価を付ける事が出来ませんでした。
煽りでは無いのですが、もしノブの方が面白いという方がいらっしゃいましたら、どの点が優れているかをお教え頂けましたら幸いです。
それでは、良きアニメライフをノシ

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