アニメ批評その944 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅣ
評価:★★★(緑ブルマが大活躍)
ダンまちシリーズの4期目となります。
本作は「新章 迷宮篇」と「深章 厄災篇」の2クールとなっております。
4期は他のファミリアの力を借りて一緒にダンジョンを探索するお話です。
こういった作品の4期ともなりますと、大体がマンネリ化して「どうせ主人公達が無双して誰も死なないんでしょ?」といったイメージで、実際にそうなりがちです。
安定した面白さのあるダンまちですが、そういった不安を抱えての視聴でしたが・・・
面白かったです。
面白ポイントとしては各キャラ達の成長が目覚ましく、ここにきて覚醒した感があります。
そして今回メインとなったのは緑ブルマさんです。
元々強キャラのブルマさんですが、今回は復讐の鬼と化してます。
「疾風」の異名で恐れられてるブルマさんですが、今回はボロボロになって死にかけます。
ベルくんもボロボロで「流石に今回は死ぬのでは?」と思えるほどの緊張感が長期的に続きます。
ちなみに他の仲間とははぐれておりまして、その仲間達も死んでもおかしくないくらいの窮地に立たされます。
ここまで絶望的な状況が長く続くとは思ってませんでしたし、4期にもなってこの様な緊張感が出せるのは凄いと思いました。
3期が良かっただけに4期はダレるんじゃないかな?と心配していた自分を殴りたい気分です。
ブルマさんに関しては過去の回想シーンもふんだんにあり、彼女が復讐の鬼と化した理由が分かる様になってます。
主人公はあくまでベルくんですが、今回はブルマさんも準主人公として大いに活躍します。
ブルマ好きと早見沙織さんのファンは必見です。
一つだけ気に入らない事があったのですが、度々カサンドラちゃんにイラつきを覚えてしまいました。
「空気読めよ!」
「重要な事は最初に言え!」
「話が長い割に意味不明な事ばかり言うな!」
そう感じた私ですが、これには共感してくれる方が多いと信じてます。
流石に4期である本作から視聴するのはどうかと思いますので、気になった方は1期からご視聴なさって下さい。
凄く面白い1期
別に観なくても良い劇場版
1期程の鮮烈さが無い2期
つまんない外伝
急に面白くなった3期
物凄い緊張感が楽しめる4期
こんな感じですが、ダンまちは今後も長く続きそうなコンテンツです。
今の内から徐々にでもご視聴しておく事をオススメ致します。
それでは、良きアニメライフをノシ