評価：★(総集編の方がマシだった)

↑コチラが元のアニメで、新劇場版として2017年9月16日〜2021年11月26日にかけて3部作として放映されました。

各作品ではレントン、アネモネ、エウレカという主要キャラクターたちが物語の中心的存在となる。

テレビアニメで描かれなかった最大の大災害にあたる「サマー・オブ・ラブ」を基点に、設定の変更や新キャラクターの登場を交え、テレビアニメ・ゲーム・漫画などのエウレカセブンシリーズを包括した、単なる再構築ではない新たな物語として描いている。

※交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション - Wikipediaより抜粋

超絶に期待していたのに絶望させられたポケットが虹でいっぱい(旧劇場版)
PVを観て涙が出る程嬉しかったのに再度絶望させられたエウレカセブンAO
旧劇場版は創りたくないモノを作らされたと語っておられましたし、AOはパチスロの絡みで低予算かつ製作期間が短かった可能性もありました。
が、しかし！
今回は劇場三部作です。
PVを見る限り作画も良さげですし、絶対に失敗は許されません。

評価が★１の時点で皆さん既にお気づきでしょうが、本当に、本当にクソでした。
三部作の1作目は状況説明ばかりで「まぁ最初だし仕方ないかな？」と我慢出来たのですが、

2作目もイミフ過ぎてダメでした。

私はメアドを「anemone」にするぐらいアネモネが大好きなので、アネモネが主人公の2作目には多大な期待を寄せておりました。
具体的にダメだった点は、
・活躍すると思われたレントンが無活躍というか終盤まで登場しない
・ストーリーが難解過ぎて初見だとよく分からない
・アネモネというか石井
・ロリアネモネ＆エウレカは可愛かったけど、求めているモノが違う
・デューイの声が毎回違う
などが挙げられるのですが、デューイの声が三部作全部で異なる声優さんが演じております。
1部の辻谷耕史さんはわかるのですが、何故2部で藤原啓治さんにしたのか？
藤原啓治さんといえば弟のホランド役でしょ？重要な役でしょ？何故？？
ただでさえストーリーが難解なのに、配役まで難解にする必要があったのでしょうか？

いやぁ・・・見事なPV詐欺でした。

3作目はエウレカが主人公なん？と思ってたら、

なんか年取っちゃってます。
まだ若いのですが、作中で「オバサン」と呼ばれてますし、24歳のアネモネもオバサン化している様な感じで激萎えでした。

エウレカ似のこのクソガキが本当に可愛く無くて、最後まで好きになれませんでした。

◆総集編でよかった

本作は製作者のオナニーです。
視聴者や出資者の事は全く考えて無いんじゃないか？と思います。
元々描きたかったモノが表現出来たのかもしれませんが、それは劇場三部作でヤルには全然尺が足りない感じで、何度観返してもストーリーの強引さと分かり難さがどうしても気になってしまい褒めるべき点を探す事に難航しました。
一応褒めるべき点は1作目のラストが少し熱かったのと作画が良かった点ですが、頑張って探してもその程度です。

こんな事なら作画の良いアニメーションで少しだけ改変した総集編の方が喜ばれたのではないかと思ったのですが、本作もレントンがビームス夫妻に育てられたりと一部の改変がみられます。
初見で物語をちゃんと理解して楽しめた方が1割もいなさそうな難解な作品にする必要は無かったと思います。
仮想世界だの繰り返される世界だのそんな設定はどうでもよくて、TV版で名シーンとされた処だけピックアップしたアニメで良かったのではないでしょうか。

元が人気アニメだったモノを、本作を含めて3作品も制作して全部クソみたいな評価を得ている事を反省して欲しいです。
熱狂的なエウレカファンである私が繰り返し視聴して「わかりずら！」「クッソつまんねぇ！」という感想しか出てこなかった事を踏まえて、エウレカがお好きな方こそ本作の視聴は避けて欲しい処ではあります。
年取って性格がキツくなったエウレカを観たかった人とかいるんですかねぇｗ
ちなみに本作の興行収入は、三部作全て合わせて4億チョイ(推定)で、これは幼女戦記の劇場版と同じくらいの売上で、三部作かつ作画レベル等を考慮すると確実に大赤字です。
※アニメの劇場版は、まぁまぁ良い程度の作画で興行収入3億円なら成功の部類です。
もう失敗した言い訳は出来ないと思うので、マジで反省して欲しいし、今後同じ様な過ちは繰り返さないで欲しいです。
これ以上名作を汚さないで下さい、お願い致します。
それでは、これにて失礼しますﾉｼ

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