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アニメ批評その992 神無き世界のカミサマ活動

下品なアニメは私の担当なのですが、今回は珍しくechoさんがレビューしてくれましたw

評価:★★(低予算アニメである事を堂々と生かしたおもしれぇアニメ)

概要

神無き世界のカミサマ活動は、わいるどヒーローズで連載中の漫画を原作としたアニメ。

略称は「カミカツ」。

2023年4月からTOKYO MXほかにて放送された。

あらすじ

怪しげな教団の教祖の息子、卜部征人は「産霊の儀」という儀式中に命を落として異世界に転生した。

その世界で彼に待ち受けていたのは…。

神と名乗るミタマの力を取り戻すために信者を集めること。

どうやらミタマが発揮できる力の大きさは、信者の数に応じて変わるらしいのだが、肝心の信者数は…まさかの0!?

「うそ…ボクの信者、いなさすぎ…」

征人が楽しく暮らしている「カクリ」という村を敵から守るため、また村を発展させるためにはミタマの力が必要だと言う。

ミタマの力を取り戻すべく、征人はあの手この手を使いながら今日も信者集めに奔走する。

そして征人はこの世界で生き残れるのか!

神なき世界で繰り広げられる、ポンコツ神ファンタジーが今はじまる!

神様がいない世界に、神様と一緒に転生した教祖の息子が宗教を立ち上げる異世界ファンタジーです。

導入こそ良くある異世界転生っぽいですが、転生した先でいきなり手○キされる主人公w
宗教に切っては切り離せない、食や生死、そしてエロに正面から切りこんだ結構きわどいストーリーです。

ヒロインの声優、花澤香菜さんや上坂すみれさんにそんな演技させていいの?とドキドキしていまいます。
いや、ホントひどいアニメだ…(良いぞもっとやれ!)

主人公の声優は最近クソアニメ請負人になりつつある榎木淳弥さん。
ご多聞に漏れず今作も作画は最底辺レベルです。

動物やモンスターは作画から浮いている低予算CG、農作業でつかうコンバインはほぼ実写とやりたい放題、しかし制作側が堂々としているのでひょっとしてこれはわざとやっているのか?ギャグの一種なのだろうか?と思いこんでしまうので、やり方がずるいですw

半分ギャグアニメなんですが、世界観は意外とシビアです。
主人公のいる村は奴隷同然の身分で、貴族の命令一つで死刑にされたりします。
そんな村や自分達を守るために、一緒に転生してきた新興宗教の神様ミタマと信者を増やして行くストーリーになっています。
後半のストーリー展開は意外とシリアスで、シリアスとギャグのバランスがちょうど良く、低予算でも面白い物を作ると言う制作陣の気概が感じられる作品でした。

エログロギャグが好きな方、普通の転生アニメに飽きた方にはおススメです。
では、良きアニメライフを!

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